アウトローであってもいいから、世の中を動かすようなすごい男になってほしい。


そんなくだらない望みを母親にかけられた。



男に捨てられた女、社会に相手にされない母子家庭、特別な女になりたがる女。



そういった女が求めるすごい男とはどんな男なのか?



権力者?


ボス?


天才?



まあ、そういう男の女になったら、贅沢三昧、やりたい放題だね。



というか、いろいろ見返せるね。


自分を馬鹿にした人とか、虐げた人とか、そういう人たちを。




そういう人たちを見返してやりたい。


自分の前にひれふしてみろ、みたいな。



ゆがんでるね。





結果、アウトローになった男が意味不明にやりたい放題やりだして、撃沈。



今でもお母さんの言う言葉にいちいち反応する。


ちょっと太ってるね、と言われれば、3日間断食したり、無茶をする。




お母さん、このまんまの僕でいいじゃんか。


誰にも何も恥じることなんかない。


このまんまの自分らで、全部いいじゃんか。



と、お母さんに言ってみよう…