歳をとってきて、角がとれてきた。とか、丸くなってきた。というのはよくある話。
若いころは、どっかとんがっていて、トゲトゲしている。
当然である。それが若さである。
丸くなってきた大人は、若者のトゲトゲで傷つかないのか。
それが心配である。
トゲトゲが無くなるまで、見てる。
それじゃ、近づけない。
自分がもっと若くて尖っていたころ、きっとそばにいた大人は傷だらけだったと思う。
で、自分の若いころにそっくりだ。とか思いながら、その傷に甘んじていたんだろうと思う。
トゲトゲした若者を見ながら、自分もこのぐらいの歳のときは、こんな風だったかもしれない。
とただ思うだけでしょう。
若いのに、辺に丸くなられても面白くない。
まるで、おばあちゃんが育てた子ども。みたいにはしたくない。
まるで、おばあちゃんが育てた子ども。みたいになってるんだとしたら、
それは、お母さんが丸過ぎるから?
だいたい、歳とって産んだ子どもを育てるときは、半ばおばあちゃん気分である。
たいてい、子どもは妙に穏やかな子どもになったりする。
お母さんを傷つけたくないから、自らトゲトゲを捨てる子ども。
お母さんを気遣いすぎだろ。
寄らば切る。ぐらいの鋭さあっていいと思うけどね。
今でも、そんなだし。
確かに。最近、どっかネジがとれたOL風のようにも見える…
成人して、大人ってそんなもんよね。みたいなあきらめ?
まあ、だいたい集団の雰囲気に流されがちだし。
傷つけたくないから近づきたくない。っていうのもいいし、近づきたいから傷つけても許してほしい。っていうのもいい。
けど、みんなで傷つくことなくお手手つないでいきましょう。
みたいなのは、まあ、普通かもしれないけれど、居酒屋でネクタイゆるめて酒をかきこむサラリーマン。みたいである。
どっかで刃物をちらつかせとかないと、気が付いたら、自分だけ、ぬるま湯に取り残されるぞ。
ていうか、誰がお母さんなの?
バラは相変わらず、トゲだらけである。