「アラバマ物語」 | 家畜人六号のブログ

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原作小説が「ものまね鳥を殺すのは」(原題 To Kill a Mockingbird)と改題されて新訳が出た。映画でおなじみになったタイトルも小さく添えるように出ている。

このフィンチ弁護士役アカデミー主演男優賞を獲ったグレゴリー・ペック(余談だが、この年にはピーター・オトゥールが「アラビアのロレンス」で候補になっている)は2003年には、アメリカン・フィルム・インスティチュートが選んだ「映画の登場人物ヒーローベスト50」の第1位に選ばれている。 強くて謙虚で娘に伝えるべきこと、つまり正義を伝えているからか。
グレゴリー・ペックが柄にぴったりというか柄そのまんま。

黒人男にレイプされた(と称する)白人女が堂々と顔をさらしているのには今見ると違和感を覚える。案の定と言うべきか、黒人に性的魅力を覚えたのを自分から言ってしまう無防備なあたりも微妙。このあたりの「被害者」保護は今どうなっているのだろう。
アメリカ南部の公民権運動以前の時代としては珍しいものだったのかもしれないが。

ロバート・デュヴァル(若っ)が隣の地下室に住むブーという男を演じていて、子供たちが遊ぶ背景にとどまりほとんど姿を見せないあたり、ゴチックロマンの匂いがする。