「仕掛人・藤枝梅安 第一部」 | 家畜人六号のブログ

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テレビの必殺が殺し場をショーアップし過ぎて忘れられていた、殺しだとわからないように殺すという勘所が復活した。鍼はデジタル技術で現実ではありえないくらい細いものとして表現できたらしい。

豊川悦司の梅安は好色というより女の方から寄っていく感じ。菅野美穂のおもんとのやりとりなどいい感じ。なのだけれど、ヤボを言うのはなんだが、自分から名乗る時は「お」をつけないで、ただの「もんと申します」だろう。
梅安の妹絡みのドラマは、相手が妹だと知らないままなので今ひとつ盛り上がらない。回想シーンの使い過ぎも気になった。

エンドタイトルに「侍 椎名桔平」と出るので、あれ出ていたっけと思ったらエンドタイトルの後の第二部につながるところに出てくる。
こういうエンドタイトルの後に金魚のフンみたいにシーンが続くのは、ものすごく長ったらしく感じるのでありがたくない。

思い切りローキーに徹した画面作りはオリジナルのテレビドラマの工藤栄一あたりから出発した光と影の交錯とはまた別の趣向。

池波正太郎のエッセイを含めた作品は食が大きなウェイトがあるわけだが、鯵の干物を炙った朝食に手をつけないで出かけたり、鍋もので煮えるのに時間がかかる大根がすでに煮えているのはどう仕掛けたのだろうと微妙に気になった。