「Sin Clock」 | 家畜人六号のブログ

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ケイパー(現金強奪)ものって最近珍しい。
だいたい実際に持って歩ける現金というとせいぜい数億で、コンピューター上のただの数字となるといくら金額が大きくても抽象的な数字でしかなくて映画の画にはならないもので、作りにくくなっている。

政治家絡みだったり現金とは限らず絵だったり、いろいろやっているのだが目新しさには乏しい。
何よりタイトルになっている時間のトリックがセリフでの説明にしかなっていないので見ていてどうにもピンと来ない。時間の表現というのは映画の得意とするところというか、本質に触れるところだと思うのだが。

前半はわざとだらだらと冴えない男たちを撮っているのかと思うと、神戸を走るタクシーとぴしっとスーツを着こなしたドライバーが並ぶ画はスタイリッシュ。「レザボア・ドッグス」狙いか。

暴力描写はかなりハードだけれど、スプーンで目を抉り出すというのは「異端の鳥」にあったので既視感の分ソンしている。