
「君の名は」を見たとき 隕石が降ってきた後の世界という設定に、 なんとこれはタルコフスキーの「ストーカー」じゃないの とびっくりしたことがある。 で今回は 廃墟にドア だけがポツンとあるという絵で これまてまるっきりやはりタルコフスキーの「ノスタルジア」 ということになる。 偶然ですかね。
タルコフスキーの場合は世界の破滅といったものを 詩的かつ象徴的に描いていたのだけど こちらはすでに現実にあった大災害を 明らかに 背景に置いてある。
みみずと呼ばれる 巨大な地震を起こす物体は 「砂の惑星」のウォームのようでもあるし、地脈の具体化とも見える。
九州から四国、神戸、東京を経て東北に向かうそれぞれの背景画がまあリアル。 ロケハンをずいぶん丁寧に行ったんだろう。聖地巡礼が流行りそう。
日本中いたるところに廃墟があるっていうのが生々しい。 温泉街、学校、遊園地など日本が活発に活動していた時期の跡が完全に過去のものになっている。
すずめ他少数者にだけ破壊の兆候が見えているのだけれど、案外一般人にも見えているのではないか、見て見ぬふりをしているのではないかと思ってた。
三本脚の椅子がラストで四本脚になるといった補償はない。欠落したものは欠落したままということなのだうと思っ゛たら、見た後入場時にもらった「新海誠本2」にそのままの狙いが書いてあった。