「危険を買う男」 | 家畜人六号のブログ

家畜人六号のブログ

ブログの説明を入力します。


ストーリーやアクションを一途に運ぶよりは細かいところでちょっとづつ遊びが入るのがフランス映画的だし、フィリップ⋅ラブロ監督のタッチでもある。
大金を入れているアタッシュケースになぜか東京オリンピック1964のマークが貼ってあるとか、特に意味なくメリーゴーランドをちょっと長めに撮るとか。

ブルーノ⋅クレメールがタカと異名をとるサイコパスの殺人狂役で、警官に化けたり本職はパーサーだったりと七変化的にコスプレ交えて凝って演じている。顔が猛禽類系なのがぴったり。
映像特典のラブロのインタビューで、ベルモンドと演劇学校が一緒で共演できたのに励みになったのと、この演技で評価と人気を得たと語られるのも納得。

タカが若者をもっぱら利用する一方なのに対してベルモンドがちゃんと面倒みているのが対照的。

エンドタイトルにベルモンドの名前が出ない。バックにどアップが出ているのだから必要ないということか。

ラブロは同じインタビューでペキンパー=マックイーンの「ゲッタウェイ」に敬意を示している。ショットガンを使っているのはその影響だろうけれど、ただ散弾がバラけるショットガンを近距離で撃ってわざと外すというのはムリがあるように思った。