「カポネ」 | 家畜人六号のブログ

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晩年の梅毒が脳にまわって幻覚や妄想に悩まされるようになった頃のカポネを描くという着想は面白いけれど、そこどまりの印象が強い。

幻覚シーンで映像的にはあれこれ工夫を凝らしているのだけれど、基本的にカポネの頭の中だけで展開しているイメージだからどうしても単調になる。
ところどころに配置されたドンパチも敵をやっつけてスカッとするというわけにはいかない。

邸宅に住んではいても絶えずFBIに見張られていて財産もはりぼてみたいなものという現実的なあたりをもっと突っ込んで描くともう少しドラマとしての結構が整ったと思う。

トム・ハーディのメイクは大いに凝っているけれど、凝りすぎて表情が乏しくなった。