「ヘンリー・フール」 | 家畜人六号のブログ

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ゴミ収集車に捨てられている本を拾って読むような貧乏で本好きな青年ヘンリーの前に吟遊詩人のような詩人が現れヘンリーに物を書く術と心構えを教えるが、「スター誕生」のようにヘンリーが大手出版社から本を出せるようになり次第に地位が逆転していって、というドラマ。

しかしドラマの結構とは裏腹に、両者とも詩人としての体質を変えず、世間的な意味で出世したか否かを最終的に意味をなくしてしまうのが、貧乏生活の悲惨さとともにじんわりユーモアが浮かび上がっているところとともにアメリカ・インディーズの雄ハル・ハートリーならではのところと思える。

アメリカでの詩人というのは日本の私小説作家みたいなニュアンスもあるのかとも思った。