
見ているつもりだったが、考えてみると通して見たことなかった。
頭が二つも三つもあったり、サメが空を飛んだりゴーストになったりと、CGが使えるようになってからいささか素っ頓狂なサメ映画が量産される昨今だと、ずいぶんオーソドックスな、海水浴場にサメが襲ってくる場合のシミュレーションみたいに見える。
もちろん一作目があってこその企画だが、ドラマ上でブロディ署長の家族のつながりを押さえたり、市長との確執が昂じて職を辞したり、若者たちが大勢いるところにサメの主観カメラが水中から近づいて一人づつ血祭にあげたりと「13日の金曜日」以降のスプラッターを予告するようなところがあったりと、スピルバーグの天才がないのは当然として、凡庸なりに逆に手堅い作り。 考えてみると、一作目の後半をまるまるサメ狩りに集中するという作劇はかなり破格なものだった。
機械じかけのサメや水上スキーを水中から追いかけたカメラワークなど、機動力に関しては一作目をしのいでいる。当然、一作目のメガヒットで稼いだ金をかけられたということだろう。