
スペインのスタッフによりスペインで撮影された映画だけれど、出演者は英米の俳優で物語の舞台はアメリカとイギリス、セリフは英語というやや変わった製作体制による。
英米でなくてはいけないストーリーではないのだが、マカロニウエスタンばりに初めから英語圏寄りに作っておいた方が市場が広がると考えてのことか。
美術・撮影が素晴らしく、がらんとした室内の感じや白塗りのドアの質感などハンマースホイをちょっと想起させるくらい。
ネタそのものは前例があるのだけれど、脚本家出身の監督らしく(脚本も兼任)伏線の張り方、意味のよくわからない描写があとでわかってくる構成、
心霊現象が関わるのか現実的な話なのかの境界の微妙さなどよく考えられているけれど、最終的に心情的・感情的なものにまとめられていき、意外なくらい感動的に終わる。
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