「ボヴァリー夫人」 | 家畜人六号のブログ

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素晴らしい撮影と美術に支えられて古典的なコスチューム・プレイの魅力を堪能させる一方で、手持ち撮影を取り入れたリアリスティックなタッチも見事。

主演のミア・ワシコウスカは「ジェーン・エア」「アリス・イン・ワンダーランド」のヒロインをやるような古典的な美貌の一方でどこか軋みのようなものを感じさせる人。

冒頭の修道院のいかにも禁欲的な生活から結婚して生き生きとした生活を送れるようになるかと思ったヒロインがまたすぐ別の社会的役割に押し込められてしまい、息苦しい中で呼吸できる場所を求め結果、自然と何人もの男たちと関係を持つのが描かれるのが前半。
ただし男たちがことごとく社会的役割に殉じてしまうもので解放にはつながらず、借金というリアリズムに追い詰められていく後半の展開が身も蓋もなく緊迫感がよく出ている。
(☆☆☆★★★)

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