
設定としては高校生なのに、これくらいずうっとタバコを吸っているヒロインというのも珍しい。初めの方で緑色の公衆電話を背景に二つも入れ込んでいるカットがあるが、以後携帯が出てこないことからも、これが2018年の話でなく原作が描かれた20世紀末の話であることがわかる。
携帯が出てこない、ということは安直に情報が拡散しないということで、重要なモチーフである川べりに転がっている死体がかなりの時間秘密が保たれているのと結びつく。
役者たちが肉体や生理をさらけ出すハードなシーンを演じ、描かれているのは殺伐とした人間模様なのだけれど、感触としては意外と陰惨ではない。現代のすぐ消費して終わりという風潮と一定の距離感をとっているせいか。
(☆☆☆★★)
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