「バニー・レークは行方不明」 | 家畜人六号のブログ

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前半は誘拐劇かと思わせて、失踪したという六歳の女の子のバニー・レークが実在するのかどうか、写真ですら姿を見せないだけにだんだんわからなくなってくるあたり、キャロル・リンレイとキア・デュリアというキャスティングもあってニューロティックな不安感が強くなってくる。謎解きの後も不安感そのものが澱のように残る。

画面を手が破っていくソール・バスのタイトルデザインが象徴的。世界の確かな実在感が破られてくるような感じが出た。

イマジナリー・フレンドというのは「シャイニング」にも出てきたな。Bunny=ウサギという名前は「不思議の国のアリス」のウサギにひっかけているのだろう。

「死後の世界を信じますか」と訊かれたローレンス・オリヴィエ扮する刑事が「現世だけで奇跡ですよ」と答えるのが妙に残る。