
昭和30年代という近いようで遠くなりつつある過去と、千年前という大昔とが少女の空想と具体的な画の中でダブルイメージされる、昔だったらアラン・レネのアートフィルムで使われるような技法が消化されていともわかりやすく駆使されている。
畑の中で直角に曲がっている川がなんでそうなっているのか順々にわからせていく手つき。
麦畑に潜った新子が水の中で泳ぐように抜き手をきるところから水と作物のイメージが自然とだぶってくる。
危ないところにいるガラの悪い連中が本当に危ない感じがする。
どうしても「この世界の片隅に」の監督の旧作という見方になってしまうのだけれど、公開時に見ていたらどう見えただろうと思える。個人的にはそれほど理解できなかったのではないかという気がする。
オセロではないけれど、ひとつ決定的な成功作が出るとばたばたっとそれまでの作品に日が当たる。
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