
レイプされたヒロインが奇妙に落ち着いて警察に届けもしない上に周囲に平気な調子でしゃべってしまう、といった常識では考えにくいリアクションを見せるのが奇怪なサスペンスを生むが、ストーリー展開とすると方向性がはっきりしないことにも繋がってしまい、案外とノリが良くない。
イザベル・ユペールのへの字の口が常識的な女性像をはねつけるようではあるけれど、それ自体異物としてひっかかってくるほどではない。
暴力描写がバーホーヴェンらしいどぎつさだが、ばしばし平手打ちをする繰り返しなど単調。
「インビジブル」の封切りでエンドタイトルが出るやいなや文字通り席を蹴って出ていく観客が大勢いたけれど、今回もかなり拒絶感を発散しながら早めに席を立つ客が何人もいた。
(☆☆☆)
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