“帰宅して後も考え続ける幸之助の頭に、いつしか一つの諺が浮かんでいた。「四百四病の病より貧ほどつらいものはない」---- 人間の幸せにとって精神的安定と物質の豊かさは車の両輪のような存在である。となれば、貧を除き富をつくるわれわれの仕事は、人生至高の尊き聖業と言えるのではないか。
「そうや!生産につぐ生産で貧を無くす営みこそ、われわれの尊き使命やったんや!ああ、わしはそんなことも知らんかったんや」
われらこそは、自己にとらわれた経営、単なる商道としての経営の殻を破らねばならない使命を自覚すべきだったのだ----。いつしか夜も更けていた。漆黒の闇のなかで、初めて自らの事業の真の使命に目覚めた幸之助は、ひとり、震えるような感激を覚えていた。”
真の使命を知った創業者は、このことから水道哲学、250年構想と言う、経営哲学を作ることとなり、当時168人のベンチャー企業のトップとして、1932年(大正7年)5月5日に全社員を集めて熱く語ったと言います。それを聞いた社員は感激して、我も我もとと壇上に上がって自分の想いを語ったまさに逸話です。
それから、現在に至るまで、パナソニックには、半期に一度方針発表会と言うものがあり、全世界のどんな小さな組織でも行われています。あれから86年経ち25万人となった今も、脈々と受け継がれています。
ただ、それが単なる形式になっていないか。そこが問題です。
使命を知った年の翌年の1933年に本社を門真市に移しました。今もそこに本社がありますが、1933年の小さな本社が建ったその場所に、リニューアルした松下幸之助記念館が今春リニューアルオープンしました。
先日見学してきましたが、社員の私が言うのも手前味噌ですが、思っていた以上に素晴らしく、創業者の理念を時系列で感じることができます。そこには成功だけでなく、困難や挫折の連続です。いかにそれを乗り越えてきたかを感じることができます。とても大切だと思います。
同時に、今回新しくできたのが「ものづくりイズム館」パナソニック100年間の商品や、宣伝広告など、マニア延髄の貴重なものがずらり展示されています。
両館とも入場無料です。
「パナソニック社員としての自分としての水道哲学とはなんや。何を水道のごとく世の中に行き渡らせ流べきか」軸が揺らいだり、行き詰まった時に、自問自答出来る場所がひとつできました。
違いますね、創業者はじめ今まで携わってきた人々皆さんに訊ねることができるんですね。この環境に感謝してもしきれません。ありがとうございます。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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