-Kenz Garden-


麦藁菊:花言葉「永遠・真実」




写真と全然関係ない話ですが、最近とある栄養医学の本を読んで食事方法をちょろっと変えてます。




血糖値の話なんですけど、食事をした時に急激に血糖値が上がると身体は緊急事態と判断して、血糖値を下げるインスリンというホルモンを膵臓から大量に分泌します。

(ちなみにインスリンの分泌が悪く血糖値が高いままなのが糖尿病)




そうすると、今度は血糖値が下がり過ぎて低血糖状態に陥るわけです。




低血糖状態では様々な身体症状、精神症状を引き起こし不調に悩まされます。そこからうつ病やパニック障害になる人も多いようです。




食後に眠くなるのは胃に血が集まるからという説もありますが、実際は低血糖状態になっているのが実際のようです。




食後1~2時間後に身体や精神に何らかの不調を感じる人は低血糖を疑ったほうが良いとのこと。




また低血糖状態は身体に取って危険な状態なので、今度は副腎から血糖値を上げるホルモンが分泌されます。




これも様々な症状を引き起こしたりするのですがここでは割愛。




それと疲れた時などに甘いモノが欲しくなりますが、白砂糖は精製された糖分なので吸収されやすく血糖値が上がりやすので、結局インスリンによって急激に下がることによって低血糖に陥り、効果は長持ちしません。




このようにして血糖値の急激な上昇や下降を繰り返すことで、慢性的に膵臓や副腎が疲労し、血糖値の調節機能が上手く働かなくなっていきます。(スポーツ選手や肉体労働をしている人は運動で糖分を消費しているので問題ありません)




これらは糖尿病の前段階ともいえます。




ちなみに医者でもこれらの症状を知らない人が多いようです。(専門のクリニックも両手で数えられるぐらいとか)




では、これらの症状を起こさないようにするにはどうすれば良いのかというと、血糖値が急激に上がらないようにすれば良いのです。




食事の時に、炭水化物や糖分を先に摂取すると血糖値は急激に上がってしまうので、




野菜→タンパク質(肉類・卵・大豆・乳製品など)→炭水化物(白米・パンなど)

(野菜でもニンジンやジャガイモは血糖値が上昇しやすいです。)




の順に食べることで血糖値が緩やかに上昇し、インスリンも大量に分泌されないので血糖値は緩やかに下降し低血糖状態になりにくくなります。(また太りにくくもなりますよ)




結果として膵臓や副腎の負担も減り、機能が改善されていきます。




また本格的に改善を目指す場合は炭水化物や白砂糖の摂取を制限し、野菜やタンパク質を多めに摂取することも重要です。




(ああ・・・話が長くなってきた・・・苦笑)




とかく現代人は野菜やタンパク質に比べ、炭水化物や糖質を摂取することが多く血糖値が上がりやすい傾向にあるので、誰しもが気をつけた方が良いかもしれないと思います。




興味がある方は、「低血糖症状」「分子整合栄養医学」で色々検索してみてください。




読んだ本はこれです、「心療内科に行く前に食事を変えなさい 」。なかなか参考になる本でした。(別に著者の回し者ではございません:笑)