今日は、学校やめちゃた生徒に、偶然町中で会う
やめる前、「先生ちょっと話聞いて」と言って30分ほど話をした

彼は中学校もほとんど行ってなくて、
「学校の常識」というものがわからない
まぁ、普通に見たら、ぐれてる子ですよ
(黒さんの高校時代より全然ぐれてないけどww)
でも、彼は言ったの、そのときに
「俺、変わりたい」って

だから、一生懸命、いろんな話をした
まずは自分を確立すること
変わりたいと思った瞬間から人は変わっているということ
動機が大切っていうこと
頭がいいってことと、勉強ができるってことは違うっていうこと
自分と他人は、切り離して考えないと、どちらも不幸になるということ
って数え上げたらきりがないけど、
自分が思っていることのすべてを伝え切った気持ちだった

性格は素直だし、私はすごく好きな生徒だった
表面だけいい子にして上手に生きて行くことはできない不器用なタイプ
それだけに、「学校」の中では彼なりに辛い思いもしたと思う

タバコを吸いながら近況報告をしてくれる彼の話を、
なるべくジャッジしないよう、言葉をはさまないよう、
とにかく聞く側に回って、一生懸命聞いた

別れ際、
「私ね、○○(←名前)と、最後にけっこう話したじゃん?
あれ、無駄になってないと思うよ」と言うと、
「先生、あれ、すっごいためになったよ!
だから今、レポートとかすっげーやってるし、
ちゃんと学校(通信制)も行ってるよ!」

「気になってたから、ホントにそれ、うれしいよ」と言うと、
「俺、やるときはやるんだよ。大丈夫だよ」と・・・

さらにちょっと話して、彼が最後に言ったのは、
「俺、格闘技やりたいんだよね」

アウトサイダーの話などしてやって、最後に一言だけ
「格闘技やるなら、タバコやめなよ」

「そうだよね」って彼は言った
人が素直になれる瞬間は、人にしか作れないのかもしれない

今は単に、授業のときにだけ行く講師だけれど、
今日この瞬間だけで、教員をやっていた時間は無駄ではなかったと思えた
もう戻る気はないけれど、またこの貴重な経験をさせてもらえた職場には、
今、もう一度感謝している

最近、こんなことがたくさん降ってくる

好きな人も大切
自分自身も大切
お金も大切

でも、人の役に立てたかもしれない、って思う、
その瞬間は、なにものにも代え難い経験だ

毎日毎日、毎分毎秒を宝物にすること、
自分のためなんだけど、人のためでもある
その瞬間を作ることが私の仕事なのかもしれない