昨日の地震、皆さんはご無事でしたでしょうか。

北は青森から、南は兵庫まで揺れたようですね。




私は、仕事で都内に居た。

授業が終わって、生徒の質問に回答している時に、

ガタガタというたて揺れが数秒間続いた後、激しい横揺れ。

しかも長い。

とっさに、生徒を机の下に潜り込ませた。

8階だから、自宅よりも揺れているように感じるのかもしれない、

なんてのんきなことを思っていたのに、あとから、震度4と知った。


スタッフが全教室を走りまわっていて、


「今の地震でエレベーターが止まってしまったので、

 申し訳ありませんが、階段をご利用ください。」


なんてアナウンスをしている。


もしかしてと思いネットで調べたら、案の定電車が止まってしまっていた。

JR各線は地震の影響でストップしてしまい全滅だった。

ところが、東京メトロの一部の路線は、正常通り動いていると書いてあった。

その情報を信用してしまった私は、九段下に向かった。


生徒が不安そうな顔をしていたので、駅まで一緒に行こうと話したら、

ほっとした表情で一緒についてきた。


夜から、以前勤めていた会社の同期メンバーと飲む約束をしていたので、

半蔵門線で高田馬場まで出ようと思っていたのに、

東京メトロも全線ストップで、移動手段がなくなってしまった。


地上に出た時、都営バスの停留所が目に付いた。

おあつらえ向きのように、高田馬場まで向かう路線だった。

しかし、タクシーは全く来ないし、来てもすでに客が乗っていて、

交通機関が麻痺したことを知ったタクシーや車で、道も徐々に渋滞。

バスにも乗客があふれかえり、

イラついた人たちが、バスの運転手に八つ当たりしたり、

血の気の多い人たちがバスの中で口喧嘩を始めてしまう。


高田馬場に着いたのは、バスに乗り込んでから2時間後のことだった。

私以上に到着が遅れた友達は、

渋谷~新宿間を、なんと3時間かけて移動した。



・・・



今回の、激しい被害がなかった地震でも、これだけのパニック状態に陥る。

将来、直下型地震が関東を襲ったら、どんなことになってしまうのだろう。

想像したくないことだが、備えあれば憂いなし。


携帯も、そういう時にはあまり役に立たない。

実際、昨日は電話もなかなか繋がらず、メールですら送れない時間帯もあった。

家族や大事な人たちと、

何かあった時に連絡手段はどうするか、決めておかなくてはならない。



・・・と書いている時に、また揺れている。余震だろうか。PM3:25。




私の部屋は、震度5に近い地区。

帰って来て、驚いた。


パソコンラックの上にプラスチック製のCDケースを載せていたのだが、

それがケースごとぶっ飛んでいて、

落ちた時の衝撃だったのか、フローリングに深い傷がつき、

プラスチックケースは角が壊れて破片が散らばり、中身のCDは部屋中に散乱。

チェストの引き出しも半分飛び出していて、

洗濯機の上にのせていたカゴも、ぶっ飛んだらしく部屋の中に転がり落ちていた。

このパソコンの液晶画面と両脇のスピーカーも、位置がずれていた。


地震直後に、地元の友達が

「大丈夫だった?すごく大きい地震だったね。」

なんてメールをくれたので、おそらく揺れが凄かったのだろう。



私は昨日、自分が

大災害が起きた時、オロオロと慌てて何も出来ずにいるタイプ

だということを知った。

いちばん早く死んでしまうタイプでもある。 _| ̄|○


これじゃいけないな。

きちんと防災対策を練らなくては。