朝から近所の総合病院へ。

症状を話したら、やっぱり神経内科に案内される。

その時点で、嫌な予感。


CTを撮るかどうかは決めていいと言われたので、念のため撮ってもらう。

やけに愛想が無く、上から見下したような物言いの、もごもごと話す医師が診察。


「肩こりと首のこりが原因の頭痛だね。これ以外の原因は考えられないね。

 (CTの結果を見て)頭の中もきれいだよ。

 人間の体の中でいちばん重たいのが頭で、それを首が支えているわけだから、

 肩と首がこるのはなんらおかしい話ではないですからね。」


めまいのことはどう説明するのか様子を見たが、

こういう医者はたいていの場合、それ以外のことは説明しない。

予想通り。

突っ込んでみようかと思ったが、

こういう総合病院にいるやる気のなさそうな医者は素人に口を出されたくないタイプで、

下手に聞こうものなら、逆ギレされるか、鼻で笑うか、見下したような視線で見るか、

面倒くさそうに事務的に専門用語を羅列してわけのわからん説明をするだけ、

なので、やめた。時間の無駄だ。

特に、ここの精神内科の医師は、見事に全員そういうタイプのようだ。

サービス精神のない人は、医者にならないほうがお互いのためなのだが、

こういう人に限って自覚がないから困ったものである。


いずれにしても、政人に脅されていたような脳外科がらみではなかったし、

原因がわかったのでほっとした。

めまいも元々貧血症の気があるので、食事などに気をつければ治るかもしれない。


お騒がせしました。


ぐっさんと、政人にも念のため報告メールを送っておいた。



・・・



昨夜は夜中まで3人で飲みながら、いろいろ話をした。

博史の車はコインパーキングに入れたまま、ふたりともタクシーで帰った。


剛は相変わらずだったが、少し太った。


「太ったね。」


「うるさいなぁ、わかってるよ。北海道、メシがめちゃくちゃうまいんだよ。

 今まで食べ物にあまり興味なかったけど、北海道にいると食べることが楽しくなるな。

 このままじゃ育つ一方で、デブまっしぐら。」


なんてことを話しながら、北海道での暮らしぶりや仕事の話などを聞いた。


昨夜の剛は悪さもせず、おとなしかった。ただ、帰り際に


「俺はまっこの部屋に泊めてもらうから、博史ひとりで帰ってよ。」


と酔っ払って言っていた。


剛を泊めたら、私は間違いなく押し倒され、

おそらく抵抗したとしても無駄だろうと思ったので、目で博史に助けを求めた。

それに気付いてくれた博史が、剛を無理矢理連れて帰ってくれた。


博史は、細かいところに気の利く心優しい男なのに、彼女いない歴更新中。

友達としては、是非いい人を紹介したいところなのだが、

34にもなると難しいんだなこれが。 _| ̄|○