國分功一郎さんの『暇と退屈の倫理学』という本が面白かったので、國分さんが人生相談をしている『哲学の先生と人生の話をしよう』というタイトルの本をKindleで購入しました!
新聞によく載っている短めの人生相談とは違い、國分さんは一人ひとりの相談にけっこう長めの回答をなさっています。
1番初めに載っている相談を読んだときに思いついたことを書こうと思います。
相談者は都内に住む大学生(男性)でして、すでにその方と父親の2人しか家族がおらず、その父親は海外で仕事をしているため現在は一人暮らしをしているという状況で、その困難さを的確な文章で説明されております。
読んでいて、「この人は厳しい状況に置かれてはいるが、そのことを的確な言葉で表現できていてすごいなぁ」と思っていたら、まさに國分さんもその方の相談分のうまさに言及なさっていて、なんだか嬉しくなりました。
そこでハッと気づいたんですよねっ❗️
何に気づいたかというと、『人生相談で人間関係に悩んでいるという相談をしてくる人は、往々にして「文章があまり上手くない」。だからこそ、周りの人とコミュニケーションが上手くいかない』ってことに。
新聞の人生相談を読むと、相談している方の文章があまり上手くなくて、その人がどういう状況にあってどういうことに悩んでいるのかというのがいまいち伝わってこないということが自分にはよくあります。
まさにそのことを指摘している回答者もしばしば散見されます。
それってつまり、説明下手=想像力の不足 と言えるのではないかと。
どういう言葉を使って、どういう風に説明すれば回答者に伝わるかということをきちんと想像できていないから説明下手になってしまっているわけで、だからこそそういう人は周囲の人とコミュニケーションが上手くいかないのではないかと自分は思ったんですよね。
もし想像力をきちんと働かせて、自分の置かれている状況をなんとか伝えたいと考えたら、回答者に「あなたの文章からはどういう状況なのかがいまいち伝わってこない」なんて言われないと思うんですよね。
まあこれはもしかしたら紙面の都合もあるのかもしれないので(相談は○○字以内でお願いしますとか)、仕方ない時もあるのかなとも思いますが。
でもやはり、文章が上手い=人に何かを伝えるのが上手い=想像力が高い=コミュニケーション能力が高い →人間関係であまり悩まない ということなのかなと。
例えに挙げた、國分さんの著書に出てきた大学生の方の悩みは「海外に仕事に出かけた父親が仕送りをしてこなくなって困っている」という相談だったので、周囲の人とコミュニケーションがうまくいかず困っているという相談ではなかったので、自分が思いついた「文章が下手」=「人間関係で悩みがち」というのはあながち当たらずとも遠からずと言うことはできるかもしれないと思っています。