今日は、市民大学講座 本を読む仲間の集い 講演会に行ってきた
藤平朝雄氏の講演会
プロフィール
能登半島広域観光協会相談役。石川県観光スペシャルガイド。地元紙誌にエッセーを執筆するとともに、能登の観光文化と歴史民俗に関わる講演活動を続ける。昭和14(1939)年生まれ。東京都目黒区出身。昭和44年より石川県輪島市に在住。第51回中日社会功労賞
前半は、半島を舞台にした旅情文学の双璧と題して
川端康成の伊豆の踊り子と太宰治の津軽を紹介下さった
川端康成は、19歳の折に伊豆半島へひとり旅
その時、旅芸人の踊り子一行と道連れ生活を経験した頃の事を自伝的短編小説で描く
その時分の踊り子は、世間的には虐げられる言い方しかされない
しかし、川端康成は、靴を無造作に抜いても、きちんと踊り子が黙って揃え、服が引っ掛かって破れれば、そっと縫い合わせてくれる
世間は、どう見られようが、そんなきめ細かい心使いにいつしか惹かれていく話がとても興味深かった
太宰治の津軽は、郷里の津軽半島各地を巡る
当時36歳
津軽風土記とも言われる自伝的長編小説
クライマックスには、タケという女中と再会
そこから、太宰が精神的に安定していく様を描いている作品
後半は、七尾湾岸うたの旅と題して
大伴家待の万葉集に書かれてある能登の句を辿る
大伴家待が能登のどこのルートをとって
スマホや車、電車のない時代
綿密に地元の方と連絡を取り合って、船と歩きで、当時の能登の様子を句に明確に記して行った
後世に残していこうという活力で尽力を注いでくれた
他にも
多くの作家が能登を描いてくれている
講師の藤平朝雄氏は
伊豆半島 津軽 大伴家持の万葉集石碑
作家が描いた小説を舞台にした土地
すべての土地に足を運ばれ
津軽で描いたタケという女中とも逢われたとか
テレビやラジオ、雑誌などで紹介して下さる素晴らしい方
生まれは、東京目黒だが、能登に魅了して
輪島で在住
文学を知って旅に出る
まさに教養を確かめるかのような旅
一般の方は、そこまではできないが
私は思う
文学は、生活では体験できない出来事や心情を擬似体験をし、学ぶことができる
時代を遡って物のない人達だからこその生活の智恵だったり、人との営み
時代を作ってきた偉人達の考えに触れることもできる
人は、耳で知識を得るより、活字で読み込んだほうが、記憶や心情により深く刻むことができる
現代は、スマホで情報得ることに長けているが
それよりも情報知識だけではなく
心情の詰まった文学に触れて
心豊かな生活を取り戻してほしいと切に思う
そういうことを思い起こしてくれた講演会だった
私ももっと文学に触れていきたいと




