最近、涼しくなってきたと思っていたら
ここに来て、また暑さが盛り返してきている
台風が接近してきた為にフェン現象がそうさせている
こういう暑い時に浮かんでくることわざ
心頭滅却すれば火もまた涼しい
これは、戦国時代の僧侶・快川(かいせん)が残した言葉です。
快川は武田信玄に仕えていました。
武田氏が織田信長によって滅ぼされると、快川は信長に敵対していた武将らを寺にかくまいます。
このため快川の寺は信長の軍勢に攻め込まれ、焼き討ちされてしまいます。
燃えさかる火炎のなか、快川は座禅をくみ、
「ほんとうの座禅というのは、こうやるのだ。心頭滅却すれば火もまた涼しい」
と、唐の詩人・杜荀鶴(とじゅんかく)の漢詩を朗々とうたいあげたといいます。
安禅(あんぜん)必ずしも山水を須(もち)いず
心頭を滅得すれば火も自ら涼し
そして快川は焼け死んでいったのでした
この句は、いろんな場面で応用ができる
例えば、人にガミガミと言われて、腹が立ち人に八つ当たり
八つ当たりした本人は少しは楽になったかもしれないが言われた人は、さらに他の人に八つ当たり、怒りの連鎖が始まる
それが周り回って、その業が最初に放った本人に返ってくる
その辛さ怒りを一呼吸置き超越してしまえば
辛い思いを人に与えてはいけないと俯瞰(ふかん)した目で優しく人を包み込むことができる
そう悟ることで
心頭滅却すれば火もまた涼しいという句に繋がっていくのだと思う
人を赦(ゆる)すことの大切さ
優しさの連鎖にかえていく
私もそういう面持ちで過ごしていきたい