2018 10/2

 快晴の空、洗濯したスウェットも昼の間に返ってくるくらい良い天気。
朝から体を動かして、スーパーにいく。
昼ご飯は何しようか、晩御飯何しようか、と考えながら店内を二周目に差し掛かろうとした時、目に入ったのは


そう、ちくわパン。

見た瞬間、懐かしい思い出が蘇った。
高校の時、先輩がよく買っていたパンだった。サッカーの試合のバス移動で定期的に流行るコンビニの商品がある。高校の近くはファミリーマートだったから、僕が高1の時は390円くらいの唐揚げ弁当が流行った。冷え切った唐揚げと白ご飯、黄色の漬け物が入っている。至ってシンプルで美味しい訳ではない弁当。試合後の唐揚げ欲がある人にはもってこいな商品なのかもしれない。
僕も真似してみて買ったこともあったけど、ジャンクな唐揚げ感にリピートする気持ちには慣れなかった。
そして、話は戻るけれど、このちくわパン。
さすがに流行らなかったけれど、ひとりの先輩はファミリーマートでも売れる傾向のない、ちくわパンを毎回買ってきていた。派手ではないけれど、そのリピートする物の素朴さに興味を持ち僕も買った。
可もなく不可もない美味しさのちくわパンは少し癖になった。そもそも、ちくわとパンは合うのか?ということが疑問だったのとある程度想像がつく組み合わせなだけに流行ることが無く、ちくわパンは見下されていた。
ちくわパンを買うなら、ウインナーパンを買うほうが失敗も無く確実に美味しそうな気がするけれど、ちくわパンをリピートし続ける先輩がかっこよかった。
案の定、僕もリピートすることは無かったけれど久々にスーパーで見て食べたくなり買った。
ツナが入っている、このちくわパンはウインナーパンに勝るのかが楽しみになった。

もう1つ思い出したことを

 高校の時、僕のお母さんはたまにチャーハンを弁当に詰め込んでくれていた。忙しい時の最終手段のように見えたチャーハンはおいしかった。
そのチャーハンを食べていると、先輩が「一口ちょーだい。」と3人くらいに一口以上食べられていた。
みんなチャーハンが好きなのか好評だった。試合の合間にと残しておいたチャーハンが少し食べられていることもあり、僕はよく悪い顔をした先輩を探していた。

ある日、試合に行くときお母さんが「今日はチャーハンやから。」と見送ってくれた。
久々のチャーハンは少し楽しみにして、いつ食べようか渋っていると後輩だから、副審をしたりして結局試合終わりに部室で食べる始末になってしまった。 
グラウンドから部室までの間、疲れた体に染みるチャーハンを想像すると早歩きになった。
部室に着くと、すぐにお弁当を開けた。
すると、中身はチャーハンではなくキムチチャーハンになっていた。その時の僕は違う意味で口を開けていた。

すると、部室で爆笑が起こった。意味が分からなくなり食欲どころではなかった。
それから、僕のチャーハンとキムチチャーハンを入れ替えたという説明を受け、目の前には入れ替えた犯人が爆笑していた。
普通にほんまにやめてください。と言いたくなったけれど、性格上言えなかった。
それからも、僕のチャーハンは餌食になりすぎた。
結局、僕がチャーハンを持ってくることが悪いという結論に至り高3になるまで持っていかないようにしようと考えたけれど、度々起こるみんなのチャーハン欲に優しいお母さんは僕にチャーハンを持たした。
そして、また餌食になり続けた。



思い出のちくわパンとチャーハンでした。


end