トリノ五輪最大の注目は、加藤条治の金メダルなるか、だと思う。
期待された女子モーグル、ハーフパイプ、ジャンプノーマルヒルでのメダル獲得がならず、「日本勢不調」と伝えられているが、それらは客観的に見れば、不調ではなく実力が出ただけに過ぎないだろう。
だが、加藤は違う。
今シーズン、清水宏保の持っていた世界記録をあっさりと更新。その後調子を崩していたが、ここにきて復調気配と聞く。ショートトラック出身で世界一と称されるコーナーワークは絶品で、潜在能力は清水の比ではない。また、旗手の大役も平然とこなすなど、従来の日本選手にありがちな精神面での不安も見られない。世界新による金メダル、の可能性は十分で、トリノ五輪は、長く続いた清水時代から新しい加藤時代へ、時代をつなぐセレモニーの場となるだろう。
逆に、今夜加藤が金を取れないようでは、先は暗い。清水、岡崎、原田、岡部、村主などベテランばかりが注目される日本選手団だが、若手で期待できる選手が極めて少ないのが寂しい。
若手でメダルを期待できるのは、女子フィギュアの安藤美姫とアルペンの佐々木明、くらいかと思う。
二人の話は後日。