今日たまたま読んだ記事の中で
小室圭氏の『スーツの着こなし』
なる内容のものがあったので
読んでみたのをきっかけに
ついつい呟きたくなり、
長くなりそうなので
ツイッターではなくブログで
呟いてみる事にしました![]()
日本に行くと、
シングルのスーツなのに
ボタンを全部閉めている方を
結構見かけて気になってはいました。
ただ、私はここで小室氏の着こなし
についてアレコレ評価するつもりは
全くありません。
ただ、通常 Single-Breasted の場合、
ボタン1つの場合を除いて、
ボタンx2 と ボタンx3 のタイプの時は
やはり一番下のボタンは閉めないのが
スタンダードです。
もし一番下のボタンを閉めるケース
があるとしたら、ボタンを閉めた方が
より好ましいシルエットになる体型
の場合に於いてのみで基本的には稀
かも知れません。
ボタンx3 の場合は通常は
真ん中だけ閉めるのが標準です。
スーツ発祥の地は英国ですが、
世界でも根本的には英国でのルールが
基本になっている傾向だと思います。
例えば靴ですが、英国では
都会やビジネスの場などでは
茶色の靴はNGです。
理由は歴史的な背景によるものですが、
昔は上流階級しか黒い靴を
手にいれる事が出来なかった
背景がある為で、
茶色の靴は身分の低さを表しました。
その当時の考えが現在にも
至っているわけです 。
欧州の人達、とは言っても
例えば英と仏では、
これまた判断基準や
視点が異なりますが、
他者の着こなしを頭の天辺から
つま先まで瞬時にチェックしている
のは共通事項の様に思えます。
あくまでさりげなく、
しかし確実に
チェックを入れています。
と言いますのも、スーツの着方から
その人の教養レベルや第一印象を
瞬時に判断する事がある意味で
可能であり、
ビジネスの場に於いては
信用に足る人物であるかを
判断する要素にもなるからです。
この為、例えば欧州圏の銀行員は
基本的にスーツの徹底的なチェックや
指導などを頻繁に受けています。
でも日本でも同じ傾向があります。
例えば女性がお着物を
お召しになる際には
美しいシルエットを作る為に
首の部分にこぶし1つ分の
スペースを作り、
横から見た時に
襟に角度を持たせるのと同じ事で、
そうしない着方は滑稽に
見えてしまいますし、
その方のお家柄やその方の
教養のレベル等にも結びつく
可能性がありますよね。
因みに、これは補足ですが
Double-Breasted の場合は、
英国と米国ではもしかして
若干異なるのかな?と。
米国ではシングルと同様、
一番下は閉めないスタイル
の様に見えるのですが、
英国の場合は全部閉めるのが
基本な気がします。
私個人の感想ながら、
チャールズ皇太子は
Double-Breasted を好んで
お召しになられるイメージ
がありますが、
かっちり全てのボタンを
閉めていらっしゃいます。
私もどちらかと言えばダブルは
全て閉めた方が美しく見える気が
しております。
一方、トルーマン大統領のお写真を
拝見しますと、ダブルの一番下を
外していらっしゃいましたので、
もしかすると、ダブルに関しては
英米では常識が異なるのかも知れませんね。
因みにウイリアム王子は
お父様であるチャールズ皇太子と同様、
ダブルをお召しになる際は
殆どボタンを閉めている事の方が
多い様に思えます。
テーブル・マナーと同じで、
スーツもお国が変われば
常識が微妙に異なる部分もありそうなので、
お会いする方が外国の方の場合は、
その方がどの国の出身であるかをまず調べて、
そちらの常識に合わせておくのが
一番礼節を弁えた着こなし
なのかも知れません。
結局の所、見本にすべきは、
各国の国家元首の着こなしです。
国家元首の着こなしに
間違いはありませんので。![]()