Male ー Perfumer:Quentin Bisch

 

La fascination des odeurs de Quentin Bisch. 

Quentin Bisch est né en 1983, à Strasbourg. 

Néanmoins, il déménagea à Londres alors qu'il était âgé d'à peine cinq ans. Il y resta deux ans et, bien qu'il fut très jeune, il confie garder un souvenir intense de cette période britannique de sa vie.

 

 

こちらの作品の調香師は

ストラスブール出身のフランス人。

最初Bischさんというお名前なので

ドイツかスイスの可能性を考えましたが、

ストラスブールならば納得。

この辺りはドイツだった事もある地域ですし、

ドイツへもスイスへも近い地域なので、

割とドイツ系の苗字の方や、

実際にドイツ語も話せる仏独バイリンガルの方が

多くいらっしゃる地域。

 

しかし彼は上記の仏語説明にある様に、

5歳の時、ロンドンへお引っ越しされている様です。

ロンドンには幼少期に2年間という短期間ながら、

ロンドンでの思い出が、彼の香水への創作力に

影響を与えている様ですね。

 

だからPenhaligon’sとの関わりがあっても

不思議ではないなぁと感じました。

私は彼のそんな風に感じる気持ちが理解できます。

私も同じだからです。

私も高校時代をイギリスで過ごしました。

あれから随分の年月が過ぎましたが、

今でもイギリスでの思い出が鮮明に、

楽しい思い出として昨日の事の様に思い出されます。

個人的にはそういう側面で親近感が湧く

調香師さんだなぁと感じました。

 

 

ところで香りについて。

 

 

こちらは完全に男性向けですね。

とても爽やかな香りがします。

 

しかし・・・

これはシンプルすぎるし、捻りがない。

 

ヘッド・ノート:インセンス

ハート・ノート:皮

ベース・ノート:ベチバー

 

よく言えば、

個性派揃いの Portrait Collection の中に

普通の作品も入れた、

という感覚でしょうか。

 

そして更に言えば、

ペンハリガンズで買わなくても、

Hugo Boss や YSL などでも

売ってそうな香りなので

そちらで買って安く済ませる事も可能

という印象です。

辛口ですみません。

 

ニッチ系は香水が2万円以上から、

が標準なので、

こちらの購入をお考え中の男性は、

必ず実際に香りを手首に付けて確かめてから、

それでも好きなら買う、

という形が無難でしょう。

 

香り自体はとても爽やかな為、

夏向けにとても良いかも知れません。

しかしこの香りを知っている方は

私とは真逆な評価で、

秋冬で夜に合う香り、

という評価が多い様です。

 

しかし、本当にそうでしょうか。

人にもよりますが、

私には爽やかな香りという印象が強い為

夏や春の太陽の季節の昼に似合う香り、

という印象が強い。

 

因みに私の評価では

 

LONGEVITY:弱い

SILLAGE:弱い(付けた部分の肌に鼻を寄せて香る程度)

 

という印象です。

しかし付ける量によっても変わりますからね。

ただ、全体的に『弱い』気がします。

 

 

私はこの香りには

特に心は踊りませんでした。