昨晩は帰宅したら真っ先に風呂に入った。
風呂に入ることが目的で風呂の中で塩分補給用水を飲みたかった。
ほんとはアイスがよかったのだけど、喉がより液体的なものを求めているので水にした。
想像してたほど快感はこなかったけど、塩分補給用水はうまいと思う。

夕食は生姜焼きにキャベツ、生揚げに大根の味噌汁に白飯。
自分の好きなメニューだ。
特に生姜焼きの中に入ってるキャベツが好きだ。
生姜焼きの肉汁が染み込んだそれは草臥れた雑草のようになるが不思議な喜びをもたらしてくれる。
最近、キャベツに嵌っていて夕食前後についつい腹を膨らますために食ってしまう。
マヨネーズに大根おろしでキャベツという奇妙な組み合わせで食ったがなかなかいけるのが不思議だ。

春日部は不思議な街だった。
江戸時代、旅の宿として繁栄したらしいが、今では力を入れてそれをアピールしてる様子はない。
壁に風情ある宿場街が描かれてるものが2つ3つ程度あったが、特産品など売ってる様子はなかった。
松尾芭蕉が泊まったと言われる東陽寺が国道4号(日光街道)沿い、春日部駅から徒歩15分程の所にあるが、そこにも芭蕉はなかった。入り口入って寺所に上がる階段の横に芭蕉の石碑らしきものがあった。
句はなんと書いてあるかわからず、3メートル程まで近づかないと芭蕉の絵だとわからないようなものだった。
芭蕉は寺を好いてなかったというが、寺のほうも同様なようだ。
そこには5分もいずに出て、4号挟んで向かいにある神社に向かった。
鳥居から100メートルほどは民家で、その先に祠と事務所がある。
この神社にも大切にされてるご神木がある。
昼過ぎに既に行っていた春日部八幡神社でもイチョウの大木がご神木として守られていた。
なんでも八幡神社の遷社前大元鶴岡八幡宮から飛来して一夜で繁茂したという伝説があるらしい。
自分も間近で見たが、本当にでかい。
直径は2メートルを超え、胴周りも13メートルなどになるのではないだろうか。
八幡神社にはちらほらと参拝客が着ている。
老夫婦というより子連れが多かった。
子供の健康と安産のご利益があるよう。
白装束に赤い袴の巫女さんが家族連れを取っている。
ここが公園化されていることから地元の人に愛着されているようだ。
春日部駅西口から2kmの八幡神社は国道16号鎌倉街道からは1kmほどだ。
在原業平が訪れたというこの地は松尾芭蕉よりも古い歴史を誇っていたということらしい。

春日部には全く縁がないと思っていたが、1人友達がいた。
看護師をしてる女の子で名前は忘れてしまった。
英語スクールで出会った子で、天然で、言葉に詰まると周り気にせず可愛く唸り黙る。

それでは春日部は観光地に向かないと言うのかというと、そうとも言えない。
旅人に対する細やかな優しさがある。
写真は春日部駅東口から徒歩10分程の小さな公園。
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