「40代社長令嬢、60代母親と共に餓死」

世の中と言うのは非現実的なモノだ。
これは俺のとあるカテゴリーから導き出された1つの空想科学論理の決定的なパネルであり、その非現実的なモノーーーそれは偶然でも無く必然でも無く気付いた時にはそこに浮上していた解読不可能な古文書みたいなモノだ。幼児がなくしてしまったピースの欠けたジグソーパズルみたいなモノだ。
ふりかえると俺たち人間は凡そ500万年以上前から人類と言う1つのカテゴリーを形成していてそこから様々な歴史を経過してきた。そこに現在がある。
終点のない山の手線から降りた先の通勤先の最寄り駅にいる時こそ、現在と例えられる。
だが、科学の発展は進歩するにつれて多くの矛盾や謎を繰り返し生み出してきた。最近では道徳的矛盾が顕著になってきたみたいだ。しかし俺が言いたいのはそんな難解な事などではない。俺はダーウィンでも無ければソクラテスでも無い。釈迦でも無ければ、ネルソン・マンデラ大統領でも無いのだ。俺の頭の中は非論理的な数々の矛盾が絶えず絡んでいて起死回生のプチビックバンを繰り返し、残ったのは紛れも無いジャンク(ガラクタ)だ。怪人20面相があの姿この姿に変身した後、不要になった変装用具をまるでパーティー後の誰もいない部屋みたいにその部屋に置き忘れてしまったかのような。俺は頭が少し可笑しいのだ。いや、1億総うつ時代と言われる昨今、明らかに病んでいるおれはどまともなのかもしれない。そんな事をさらりと言ってのけるほどバカ正直なのだ。しかし、社会的にははぐれ者。またの名は『イタイ』人ーーー。だが非現実的なるものを表現する事は自分にとっては実に簡単だ。
例えて言うなら空気。つまり人間が本来必要としている酸素そのもの。それのどこが非現実的なのだ?と、問われれば俺はこう答えるだろう。酸素が存在してる事自体が非現実的なのだーーーと。そこに幽霊が、宇宙人がいると言うことのように非現実的なのだ。
 成る程確かに酸素と言うモノはこの俺達が住んでいる星、ナメック星でもなく、惑星ベジータでもなく、水星でもなく、土星でもなくジ・アースの生態系を保つことに寄与している。それは既に科学的にも立証されてるし誰もが知っている事だ。犬でも、チョンでも、キャバ嬢でも、ヒッキーでも知っている。だが、酸素が存在してる意味は?と問われれば、誰でもが答えられる問題では無い。それこそ、マンデラ大統領だってアパルトヘイト反対運動以外はI dont knowだろう。
 
前置きがうなぎみたいに長くなったが、この空気ー酸素を商品にできないか?ということ。
1パック98円なーり、午後6時以降は半額シールがついちゃうよーとかなんとかで。
まあ、そんなどうでもいいことを考えちゃう和磨包27歳独身平社員の息子なのである。

(続く)