「東京マラソン」テロ厳戒 ペットボトル規制・ランニングポリス…
産経新聞 2月20日(金)7時55分配信
22日に開催される東京マラソン(産経新聞社など共催)でも、テロへの警戒を強めている。東京都庁前のスタートエリアは、ペットボトル飲料の持ち込みが一切禁止されるなど例年以上の規制の厳しさ。警視庁も参加者と並走する「ランニングポリス」を試験導入し万全を尽くす構えだ。
主催の東京マラソン財団は「事前に危険の芽を摘み、安心安全に走ってもらえるようにしたい」と協力を呼びかける。主催者側が特に神経をとがらせているのは、全出走者が一堂に集うスタートエリアへの爆発物や危険物の持ち込みだ。
2013年のボストン・マラソン爆弾テロ事件を受け、昨年から始めた全出走者への手荷物検査を今年も継続。空港と同様のゲート式金属探知機はスタート、ゴール両エリアで7台から60台と大幅に増やした。
これまで許されていたペットボトル飲料や水筒、薬用スプレー缶などの持ち込みを規制。その分、スタート前の水分補給は給水所を2カ所から5カ所に増やすことで対応する。
未開封のゼリー飲料は持って入れるが、容量は1つが最大200ミリリットル以下、複数の場合は合計で400ミリリットル以下と条件を付けた。
預けられる手荷物袋も30リットルから20リットルに縮小し、他のランナーを傷つける可能性がある仮装や、政治的主張を訴える服装などは「レース開始後であっても競技を中止させることがある」と参加案内に書き加えた。
「何が仕掛けられ、何が起こるか分からない」と話す同財団担当者。警備員は5500人から6000人に、監視カメラも11カ所から21カ所に増やす。
一方、警視庁は国内外でも珍しいランニングポリスを導入。警視庁の駅伝チームを中心に64人で全コースを分担して走り不審者・不審物への警戒、緊急時の対処に当たる。現場を生中継する小型カメラも装備し、指揮所に情報集約する。
同財団は万一の事態に備え、フィニッシュエリアに隣接する東京ビッグサイトで1月、初めて警視庁と東京消防庁の合同警備・救護訓練を実施。手塚雅之事務局長は「2020年には東京五輪もある。決してテロを許さない運営をつくっていきたい」と話す。
警察当局も、東京五輪や2016年に日本で予定される主要国首脳会議(サミット)を見据えつつ、東京マラソンへの対策を練ってきた。人が集まる場所での警戒強化のほか、不審な出入国の把握やテロの予兆にも目を光らせている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150220-00000090-san-spo
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