やまだまんの『死ぬまで文武両道!』 -8ページ目

6/27渋谷ハチ公前 戦争法案反対デモ観察


書くか書くまいか迷っていた。というかぶっちゃけ面倒くさくなっていた。だけど備忘録として纏めておこうと思いました。ネットでは若い世代の希望と盛り上がっており、なぜ報道しないのかとのバッシングがすごかった。本当に報道されるほど価値があるのか?ネットで反響されるように素晴らしいものなのか?確かめるためには現地に行くしかない!


これは後で少し体裁を整えたり補足したが、その時に感じた事をそのまま残した。文章が荒い事にはご勘弁願いたい。『』で括ったところは、演説内容にあたる。

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ハチ公前到着時は200から300人くらいの人が集まっていた。大した人数ではないから、反対ムードがあると言えども、大騒ぎするほどのものじゃないと思ってたらちょっと増えてきた。600人くらいにはなっただろうか?
半分くらいは20から30代の若者?キチンと誘導に従ってルールを守って整列している。管理されるのに慣れている人達だなぁという印象だ。蚊帳の外から眺めているのは、自分を含めて60から80人というところだろうか?


本題に入る前に、自分の立ち位置を明確にしておく。戦争に反対か賛成かと聞かれれば、もちろん反対である。国民の90%以上が反対するであろう。だけど集団的自衛権の要否を問われるならば、必要であると考えている。
そんな人間がデモを観察して感じた事、と言うよりも、一つ一つの発言にツッコミを入れておく。ここがズレているのだ。


まず初めに、このデモの宣伝文句にツッコミを入れておく。
『難しい事は分からないけど、戦争がいらない事はわかる』
総じて戦争は悪だという主張であるが、そもそも戦争が客観的に悪だと説明できる人はおそらくいない。本人達も言っていたが『ISにとっては正義かもしれないけど・・・』というのは正しい。この時点で客観的に悪である事を証明できなくなる。戦争がいらない事をわかる方がよっぽど難しいのである。ていうか無理。


さて、デモそのものに触れていく。
戦争法案のパンフレットを配っていた。まぁそもそも正式名は戦争法案ではない。誘導解釈をさせているようにも思える。会場はロックが流れていて、ちょっとしたイベントみたい。学園祭のステージイベントが始まる前みたいだなーって思ってたら、イエーイ!とラッパーが出てきたwかなりカッコいいw
雨傘革命とはかなり違う反対ムードだ。ちょっと気分が乗ってきた。

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その傍、通路を開けて下さい!とかしっかりと運営も出来ている。『九条を守れ。』のプラカードもあるが、何より誘導の旗が目立っている。こんな管理づくしのデモを見ていると、憲法が戦争を認めてしまったらこの人達は戦争に行っちゃうじゃないかと不安になる。俺ならイヤだから逃げる。


『貧困、学校問題、労働問題。国民をなめている。生活に興味を持っていない。その国民を守れない国が戦争をしようとしている。なんで辛いのに、戦争までしなくてはいけないのか?子供も守れないのに。今の社会問題を解決できないのに、国民を守るためと嘘を言わないで。』
出鼻をくじかれた感じである。だって安保の話じゃなくて、社会問題の話なんだもん。君達が訴えたいのは、安保反対なのではないのか?何が主張したいのか掘り下げてあげる必要がありそうだ。


『日本国憲法は国民がこれまで作ってきたのである。未来にタイムカプセルを埋めなくてはいけない。』
それは違う。日本は歴史上、社会主義的に動いてきており、民集からのデモクラシーにより権利を獲得した事がほとんどない。お上がやっているのである。と言うか埋めるなよw


『これは人類に対する侮辱である。安倍総理、あなたを置いて進みます。政権交代を求めます。』
ちょっと危険な思想に聞こえる。戦争をする事は人類である事に反すると言うのだろうか?アフガニスタンやパキスタンの子供がかわいそうと言いながら、その子が大人になり戦争やテロに加担する事だってありうる。ましてやパキスタンは核武装国家だ。そして求めるものが、なぜ政権交代なのだろう?意味不明である。というか、戦争について何か主張が聞きたい。


『私は怒り狂ってる訳ではない。怒りを力に変えてはなしている。アフリカ、中東。感情のコントロールとか、話合いの積み重ねで作り上げてきた。そしてできたのが日本国憲法である。』
ちゃんと教科書以外で歴史を勉強した方が良い。日本国憲法の歴史はそんなものじゃない。怒りを力に変えているというのは、社会学的に言えばガス抜きである。つまり自己を冷却するためにやっているという主張になってしまう。あまり言わない方が良いと思う。そして今、世界の安全保障を脅かしているのは、話し合いの通じない相手である。


『戦争はなくせる。日本は戦争をなくせる力があると信じている。武力行使をしない事が、世界の平和を作ると信じている。アフガニスタンの子供を助けたい。』
軍事が無くなっても戦争は無くならない。スタイルが逆光するだけである。歴女が大好きな戦国時代だって、要は略奪戦争である。弥生時代でも、石槍で戦争をしていた。そもそも自分達の安全保障を捨ててまでアフガニスタンを助けたいだなんて、なんて良い子達なんだろう。


『なぜ安倍政権の支持率が高いのかが腹がたつ。株持ってる人がどれだけいるっていうんだ。なんで30代、40代は反対しないんだ!若者は投票へ行かないとか言うけど、お前たちだって選挙行ってねーじゃねーか!』
だいぶ盛り上がってきたのか、主張が支離滅裂である。支持率があるのは支持してる人がいるからだ。それは客観的事実として認めるべき。更に君達が批判すべきは30代、40代ではなく60代以上である。世代間格差という言葉を学んでほしい。そして株を持って儲けるというのは、知識と資産を持っている人が投資してきた成果である。国が支給してくれる年金と自分の収入から試算すれば、安定した老後なんて実現されない事は自明だ。国が与えてくれる安定した老後なんて既に崩壊している。それが出来ない自分を憎むべきである。


ここまでは学生の主張である。安保には全くと言って良いほど触れず、社会への不満ばかりであった。戦争という嫌なモノに対して、自分達の感情の知らないところで、日本の政治が勝手に決めていく事に違和感を感じ始めたのだろう。そんな気がする。


これで終わっちゃつまらない。
法案を勝手に決まっていく理由はある。答えは簡単で、日本の民主主義は建前だからである。国会で提出されている各種法案は、官僚が作り政治家が議論している所謂官僚政治である。政治家は選挙で選ぶ事ができるが、官僚は選べない。


記憶に新しいところだと、民主党の小西洋之参院議員が参院外交防衛委員会で、 中谷元防衛相の秘書官が「憲法違反の答弁」を補佐しているとし、激高する一幕があった。 官僚政治が今もなお続いている証拠でもあり、逆に政権交代となっても官僚が変わらないのだから、安保法案は成立に向かう事になる。


民集のデモだと勝手に思っていたのだけど、ここで予想外の事態が起こる。野党登場である。

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まずは『生活の党と山本太郎となかまたち』の山本太郎さんである。大衆迎合的な事しか言わず、理論のカケラも無い面白い議員である。◯首が透けているので、ちゃんと下着は着た方がいいと思う。


『安倍政権では、労災認定過去最多。自殺過去最多。どうして過労が広がっているのか?更に正社員を減らそうとしている。70年守った平和を捨てる。大企業に媚びてるからであり、武器輸出で大企業が儲かる。海外に武器を売る。軍事部門で売り上げを出そうとしている。大企業が武器を作って儲かる。企業の利益になるための動きでしかない。皆さんは豊かにならない。』
勘違いしてもらっちゃ困るが、大企業を動かしているのは一般国民である。そろそろ怒るぞ。もしよろしければ、少しは安保の話をしろっ!w


そして最後に決め台詞戦争法案ぜったいいらない!』法案の話なんて一つもしなかったやん!!更に皆さんにできる事は、我々に投票する事ですと言った。本性出したなと思った。。。安倍政権批判で回答を狭めて、社会問題が悪いのは当たり前の流れを作る。それが正しいことのように誘導して、最後に戦争反対。これまた新興宗教とかと同じ手口である。


社民党 八王子市議会 佐藤梓   
『学生のスピーチが論理的だった。素晴らしい。日本が今。大切な時におかしな方向にいっている。阿部政権の発言に憤りを感じる。威圧。言論威圧。八王子市議会では、数の力で負けた。とても悔しい。』
まず論理的じゃなかったけど。客観的でもなかった。数で負けたって言うが、いや待て、立派な議会制じゃないかw 社民党っていうのは独裁政治を目指しているのだろうか?


『民意を代弁するためにやっているのだ。それができなかったら、政治家失格。安保、戦争法案をスマホで調べたらすぐわかる。皆さん今すぐ見てください。憲法学者が違法だと言っているのに、こんなおかしな話が成立しようとしているんです。』
ちなみに安保法案そのものの本文は、私の知っている限り一般公開されていない。だからそもそも法案のどこに反対しているのか明確でないのだ。憲法学者が違反と言っているのはまぁ妥当。ただ憲法学者は、安全保障について、その先については考えていない。学者というのはそういう立ち位置である。過大解釈はよろしくない。


しかしさすがは政治家。感情を誘導するのはうまい。社会問題で惹きつける。そのまま、戦争法案反対という論理的主張である。安保の話はどこにいった。。。


民主党 小西博之
『国民投票をなぜやらないのか?』
それは同意である。正しい判断ができるかは別として、国民投票をして決める事で、国民は言い訳が出来なくなる。そのガードを作る意味でも、政治家には利益があるはずだ。

その他の話は被るので割愛。


維新の党 初鹿明博 
『このままでら未来が終わってしまう。今は危機的である。』
いったいどういう状態が未来が終わっているというのだろう?何のどういう状態が危機的だと言うのだろうか?官僚政治のこと?もっともぽいけど、よくわからない。


『安倍総理の父は戦争の責任者。同じ家系だから、戦争をしたいと考えている。』
お祖父さん、つまり岸の事だろう。確かに戦争犯罪人ではあったが、理屈に無理がありすぎる。そもそも複雑な背景の中で岸政権は動いていた。その過去の歴史を無視して、国家を代表する人が戦争犯罪人として挙げて嘲笑する態度は政治家としてどうかと思う。非常に恥ずかしい事に思える。


『自分の良心に聞いて、あなたの行動は正しいのか?全力で止める!自民党に入れるな。戦争反対!』
もう野党の選挙活動にしか見えなくなってきた。安倍政権の批判をして、最後に戦争反対!安保に関わる話など、最後の戦争反対!くらいしかないのである。そろそろプラカードとミスマッチが気になり始めた。


共産党 志位和夫
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『アメリカの違法な先制攻撃を仕掛けた時に、戦争するのか??日本はこれまでアメリカにノーと言った事がない。』
そもそも違法かどうかを決めるのは日本ではない。そもそもノーと言った事がないのはあんたもじゃないかw 安倍総理だけの問題ではない気がしてならない。


『野党が一致団結しようとしています。戦争法案を潰そう!安倍政権を潰そう!!』
やっぱり矛先が違う。そして翌日、団結しようとしている維新の党 初鹿明博が厳重注意を受けたのは有名な話である。


民主党 菅直人
『日本はベトナム戦争に反対をした。アメリカは共産化を恐れたが、共産主義にはならなかった。イラク戦争も間違っていた。』
どうやら共産は悪との立場らしいが、志位和夫の横で言わなくてもいいんじゃないかと思った。そもそもクウェートに感謝すらされていない日本が、イラク戦争を批判する権利があるとは思えない。せっかく政治家が来ているのだから、安保法制の中身を少しでも明かしてくれたらいいのに、それをしないことにイラついてきた。


渋谷ハチ公前は、もはや野党の決起集会みたいだった。それを象徴するかのように最後の一言は『戦争反対!安倍政権を倒そう!』で終わった。ここはいつのまに打倒安倍政権の会になっていた。少なくとも自分にはデモではなく、shield'sという組織を利用した野党の選挙活動に見えた。無知が故に議論の根源が何であったかも知らず、教えられるがまま、命じられるがままにデモに身を投じさえする。自分達は正しい事をしていると思っているだろうが、完全に野党政治に利用されてしまっている。流行り言葉を借りれば、反知性主義を押し通した結果であろう。反知性主義とは、実証性や客観性を軽視または無視して、自分が欲するように世界を理解する態度の事を言う。少なくとも、実態を知らずにネット上でこのデモに陶酔している人は、情報の取捨選択を間違っていると思う。

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そして終了後、プラカードが3枚になるまで30秒。壇上から人がいなくなるまで2分。集団崩壊まで3分30秒。素晴らしい程にまで管理された姿に、若干の危機を感じてしまった。まぁ関係ないけどw


最後に。
否定的な事ばかり書いてるけど、一応自分なりのエールのつもりである。安保反対に否定的な人間の考えの参考としてもらえればありがたい。