【コラム】政策より個人を選ぶことに思ふ。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201503/2015030500615
http://wotopi.jp/archives/17230
筆談ホステスの方が「日本を元気にする会」の公認候補となったお話です。
もちろん、すかさず「聴覚障害者に、議員が務まるのだろうか?」という声が上がりました。これに対して、日本を元気にする会、人権団体は「ハンデによる選挙差別があれば抗議していく」と間髪入れずに応答した。
論点はそこですか?
もちろん差別があってはいけないと思う。
だけど「聴覚障害者に」に対して回答はしたけど、「議員が務まるのだろうか?」という質問に答えていない。
ハンデに対してではなく、政治家として実現したい東京(北区)という理念を全く述べていないことに違和感があるのです。
公認団体「日本を元気にする会」って、初めて聞いたのでちょっと調べてみた。
http://taroyamada.jp/wp-content/uploads/2015/01/1f1a54211dcea0680010f719fe9a558d.pdf
「日本を元気にする会の政策」をまとめた記事が、この程度しか見つからなかったのが残念だけど、参議院議員・山田太郎氏が個人HPに乗せるくらいだから、さぞかし自信があるんだろうと思って読んでみた。
感想としては、女性の人権、格差問題を前面に主張しているようだけど、政策には一貫性が無いし、具体策も無い。国民選好的な事がひたすら並んでいて、どういう国を目指したいのかまったくわからない。
橋下氏、石原氏の維新の党に同じ傾向があるように、彼らは地方コントロールに関しては敏腕であるけど中央政権に関しては素人だったため、国民選好的な内容を並べる事しかできなかった。「日本を元気にする会」も同じ。
例えば「人口8,000万でも持続可能な社会を目指す」と言った直後に、間髪入れずに経済成長を目指すとか、どっちなんだよ!って感じだ。人口が5,000万人も減っても、GDPを上げ続ける画期的な施策があると。ほほぉ。
その経済成長のためには、ベンチャービジネスを推進するらしい。なんだかありきたりだ。しかもベンチャービジネス論って、何をベンチャーすれば良いかは、後付けで良い卑怯な論法だったりする。更に、ベンチャーで雇用創出まで実現したいらしい。ずいぶん他人任せな人達だ。
「原発によらない市場メカニズムと新技術で安全・安定的なエネルギーの確保」って、二つを纏めちゃうセンスが抜群だ。そもそも安全・安定的なエネルギーって何?原発によらない市場メカニズムとは言うけど、非難を恐れずに言うならば、原発は主力産業がない過疎地に作られている。そこでどんな地方創生をすれば良いと言うのでしょうか?これが難しくて復興が進まないんだから、あなた達が活躍すればもっと早く復興できるはずだ。ちゃんと働いてほしい。
個人的になんだかなーって思うのは、この「えいえいおー!」みたいなムードに、乗っかっちゃう人が多いということ(※)。ちょっとリテラシーがあれば、こんなことには反応しないんだろうけど、AKB総選挙と勘違いしてるんじゃないか?なんて、心から思ってしまう。
もちろん候補者の人格を見ることは、大切な選択要素の一つだけど、その人の持つ「経験」「教養」「政治知識」「理念」を知ることが不可欠になってくる。
AKB総選挙で国は変わらない。
※ちなみに歴史的に見ると、日本ではこの「えいえいおー!」の力が大いに発揮されたことがある。日本の歴史の中で唯一行われた少子化対策「産めよ増やせよ」だ。国民がその気になったら、掛け声だけでホントに増えちゃうことは実証されていたりするw