情報が混在 | アルツフルデイズ

アルツフルデイズ

アルツハイマー型認知症になった実母のことと、
アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねます

ぐりちゃんがお空に行ってしまったことを、話した翌々日にはあーちゃんは覚えていた。
散歩をしながら、
「ここはよくぐりと散歩した場所だから寂しいよー」
となーにゃんが話すと
「そうよねえ」
と言っていた。

でも、散歩からなーにゃんの家に戻ると玄関前で
と明るく言った。
(ぐりちゃんは歳をとって耳が遠くなっていたので、家に人が来ても気づかないことが多くなっていた。その事を言っている。)
完全にぐりちゃんが亡くなったことは頭にない様子。

なーにゃんが言うと、
「あ!」
という反応はしたのだが。


最近のあーちゃんは一時が万事、こんな調子。
「お風呂は何曜日?」
と聞けばホームでの入浴日を答えるものの、なーにゃんの家でお風呂に入らせようとすると
と自宅に居るつもりで拒絶。


普段は
とホームでの決まりを口にするものの、
不意に
と自宅に居る前提での生活を語る。


あーちゃんの頭の中には、ホームでの生活の情報と自宅での生活の情報がバラバラと点で混在していて、それらは全く線では繋がっていないようだ。
それが認知症の人の頭の中なんだろうか。


この前は家でお風呂に入るとゴネるあーちゃんに、
「あーちゃんはどこに住んでいるの?」
と聞いたら答えられなかったよ。

なんだか最近、
また一段階進んでしまったような気がする…。



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