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中華論理と国際論理

中国の有名作家、韓寒の名句

「世界には2つの論理がある。国際論理と中華論理だ」

これは、中国国内の論理が一般的な国際論理とまったく異なる、という事を表しています。

一つの例を挙げてみましょう。

今年のノーベル平和賞は中国の作家、劉曉波氏に送られました。

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彼は1989年に発生した天安門事件の際、在留先のアメリカから帰国し、民主化運動に参加、彼以外の民主化運動のリーダ達が海外へ出国する中、中国に留まり、民主化を唱える文章を発表し続けた事から「国家政権転覆扇動罪」の罪名で現在も投獄されています。

このような人物がノーベル平和賞を受賞する事は、中国にとっては屈辱で、中国政府の報道官は「劉曉波のような犯罪者がノーベル平和賞を受賞する事は、ノーベル賞の趣旨に反し、権威を貶めるものだ」との声明を発表しました。

これが中華論理です。

中国政府はノーベル賞審査委員会よりノーベル平和賞の定義を知っているとでも言うのでしょうか?

先週、中国の温家宝首相はCNNの番組に出演して、中国の政治改革の談話を多数発表しました。

この中で、「風雨無阻,至死方休(雨が降っても風が吹いても阻む事は出来ず、死ぬまで休む事はない)」とまで言いましたが、このような話は中国国内では報道される事はなく、温首相がいくら海外に向けて偉そうに発言しても、国内には適用されません。

中国の首相として、彼が最近10年間で中国の民主化を推進したか?と聞かれれば、筆者はそのような事は全く見受けられなかった、と答えます。

発言内容と実際の行動が全く異なるのも【中華論理】の特徴の1つです。

2011年初頭にパンダが日本へ

先日、東京都と中国野生動物保護協会は東京の上野動物園へオスメス一対のパンダを貸し出す事で合意しました。

貸出期間は10年間で2011年の1月から2月に東京へ送られます。

2頭のパンダは四川省臥龍自然保護区で生まれ、中国名は【比力】と【仙女】です。

日本の名前は東京都民から公募する予定です。

今回の日中合意はパンダの保護研究の為に中国の野生動物保護協会と東京都の建設局の間で結ばれ、2頭のパンダは共に5歳で、人間でいえば18歳から19歳にあたります。食欲は旺盛、発育は良好、身体健康で、専門家は彼らは日本へ来た後、2012年の夏には子供を産む可能性もあると言っています。

1972年の10月28日の日中国交正常化を記念して、中国政府はオスの【カンカン】、メスの【ランラン】というペアのパンダを日本の上野公園に送りました。

今回の計画も日中友好のシンボルとなる事でしょう。

香港のタバコの免税範囲が19本までに

2010年8月1日から香港入国時のタバコの免税範囲が現在の3箱から19本に変更になります。

19本以上を持ち込む場合、税関の赤の申告通路を通って関税を支払います。

未開封のたばこは1箱20本なので、免税店で買った場合は、必ず開封して1本捨てるか、1本分の税金1.2HKDを税関に支払って、自分が使用すると申告する必要があります。

この免税範囲の変更は密輸タバコの流入を防ぐ為と政府は主張しています。

もし、未申告で19本以上持ち込んだ事が発覚すると最高100万HKDの罰金及び2年の懲役が課せられます。

地元のニュース番組によると、1本の関税を支払うのに約10分間かかり、これは明らかに税金の無駄遣いだと指摘されました。

密輸タバコの流入を防ぐ事が目的ならば、税関は海上の取り締まりを強化すべきでしょう。

皆さんも香港に入国する時は、免税範囲が変更になった事を忘れないでください。
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