ある日、臨時の全校集会があった。

同じ県の中学生がいじめによる自殺をしたからだ。

自殺は先月の出来事だったが、学校がいじめを認めたのが、つい最近だ。
連日ニュースで、校長と教員委員会の言い訳を聞いている。

加熱する報道に後押しされる形で、僕の学校もいきなりいじめに対して過敏になり始めた。

「自ら命を断ってはいけません」
「一人で抱え込まず親や担任の先生に相談しましょう。」

マニュアルブックでもあるのか、どんな馬鹿でも1度は聞いたことのあるような 決まり事 をハゲ上がった額を脂汗で光らせながら、校長がダラダラとしゃべってる。

ハゲ校長の言葉には、まさか、自分の学校でいじめなんてあるはずが無い!!とゆう気持ちが滲み出ている。

なんの感情も感じなかった。

僕のいじめは明らかに担任は知ってる。

見て見ぬふり だ。

そんな現実を身を持って体験している僕には、こんな集会がくだらなくて仕方なかった。

試しに言ってみよう。

学校がどれだけ助けてくれるのか…?

僕は試すことにした。

黙認してる担任に相談してみよう。



登校すれば靴箱に入ってるはずの上履きがない。 体育があればジャージがない。




 机の中には給食の残りや掃除した後のゴミが必ず入ってる。




 授業中 僕の背中にシャープペンを刺したり 消しゴムのカスをぶつけてきたり・・・




 これが毎日続いた。 僕はこいつらに負けるもんかと決心した。我慢し続けた。




 耐えてればいつかやめてくれると思ってた。 が、しかしイジメは尚も続いた。











 

これがいじめってやつか…

僕と年が近い人が自殺したニュース、やってたなぁ……。

母さんには何て言おう…。

そんな事を考えながら歩いていると、マンションの前に着いた。

『ただいまー!!』

僕は元気に言った。

僕の部屋は、玄関を入ってすぐ右にある。リビングを通らないで済む。

部屋に入る直前にリビングに向かって叫んだ。

『夕飯要らないからー!!』

こんな事言ったの初めてだ。

すぐに母さんが僕の部屋に来た。

僕は制服も脱がずにベッドに潜り込んでいた。

「真琴…?どーしたの?なんかあった?あ!あさ美ちゃんにふられた?」

『ちょっと頭が痛いんだ…』

僕がそのまま黙ると母さんは出ていった。

制服から土ボコリと血のニオイがする…。

僕が何をしたっていうんだ…!!

何がムカつくんだ……?
体中の痛みと一緒に怒りがこみ上げてきた…!!
コレが続くのか……?

僕は、コレが続こうが今日限りのものであろうが、絶対に許さないと決心した。

ニュースでやってるとおり、日本中で僕と同じ思いを抱えてる人が居るはずだ。

いじめに負けて死んでいったニュースばかりじゃダメだ。

いじめに勝ったニュースを日本中に届けないと!
僕は絶対に勝ってやる…!

そんな事を考えてながら寝た。

この後、もっといじめはエスカレートした。