先日お伝えしたとおり、「ガチ銀モノ記事期間」に突入したので
情け容赦ない銀モノ記事 の投下です。
このブログの副題は ~バターナイフをはずさないで~ なのですが
(その意味はまぁちょっとおいといて)
“バターナイフ”とはもちろん GABORATORY の
Dagger with Skull Pendant
を意味しています。
このペンダントは一般にはダガーよりも、ソードやバターナイフと呼ばれる事が多いのですが、この“バターナイフ”という名称は、元々はUSED品の販売で有名なP○メガストアが最初に使い、それが広がっていったと言われています。
モチーフとなっている剣のデザインはその昔、
KING BABY/キングベイビーのデザイナー=Mitchell Binder/ミッチェル・バインダーが所有していたナイフを Gabor Nagy/ガボール・ナギー が欲しがり、それを譲る事ができない代わりにミッチェルがガボールにこの剣のデザインを提供したというエピソードがあります。

KING BABY /キングベイビー
Dagger Pendant
GABORのバターナイフからハッピースカルを外したような、いや、むしろこのペンダントにハッピースカルをつけたものがGABORのバターナイフといったような印象の完成された美しい造形のアイテムです。
こちらは実は先日の新年会 で、ノニくん に頂いてしまったものです。
本当にありがとうございました。

KINGBABYのバターナイフは年代によってその太さやディテールが少しずつ違うのですが、こちらは比較的最近の物と思われ、全体的にむっちりとし しっかりとした太さがあります。
この剣柄にあたる部分は、僕の所有しているGABORのものよりも幾分か太くなっています。
(※自分のガボールのバターナイフは所謂中期と呼ばれる頃の物で、歴代のバターナイフの中でも細めでシャープなのが特徴です。現行のガボールでしたら、そちらの方が太いと思います。)
GABORのバターナイフはスカルを乗せた・・というよりもダガーをいったん切断し、そこにスカルをはめ込んだという造りなので、若干ですが強度に不安を覚える事もあるのですが、コイツは例えばキーチェーンなどに使用してもガンガン使えそうです。
上のベイルにはGABORの オーバルG刻印 が打たれています。
この○のベイル、最初は違和感があるかも・・と思っていたのですが、実際に革紐やチェーンを通すと意外な事に
このラフさ加減が実にしっくりきます。
不思議です。素敵です。
そして、KING BABYにはもう一つのバターナイフが存在します。
このプレーンなバターナイフにふんだんに “KING BABY色” を付け足したもの。
それがこちらです。
KING BABY/キングベイビー
Dagger with Skull Pendant
なによりもその特徴は
スカルが剣先をガン見
している という事でしょう。
非常に攻撃的且つ
エグさのあふれるペンダントです。
ただ、こちらのペンダントはスカルの下が中々細くなっていて、ペンダントとしては問題ないのですが、キーチェーン等にもし使用するのなら強度的にちょっと不安が残ります。
先日しゅうさんに伺ったところ、しゅうさんの品はこれよりも昔の物のようで、もっと更に細くなっていたとか。
しかし、最近の物は上のスカル無しのようにぷっくりとして強度がupしているようです。
この辺りは日々進化しているようですね。
裏側にはどちらもKING BABYの象徴である王冠をかぶったベイビーのモチーフが施されています。

ゴシック色の中に他のブランドには無いラグジュアリーな雰囲気を併せ持つこの KINGBABY は一時期日本でも活発にプロモーションを行い、名古屋に唯一のオンリーショップが出来たりもしたのですが、少し前に日本からは一旦手を引いてしまったようです。
が、その後またちょくちょくと取扱店が現れてきています。

最近ではアパレルにも力をいれているようで、同じく米国のジーンズメーカー=TRUE RELIGION/トゥルーレリジョンとのコラボジーンズ等でも話題になっています。
実際に本国アメリカでも多くのショップで取り扱われていたりする数少ない銀ブランドです。
その為、多くの著名人も身に着けているようで、例えばこのペンダントにしても
先日、タイムリーにも5月の日本公演が決定した Avril Lavigne/アヴリル・ラヴィーンさんや、
こちらのPV ではL'Arc-en-Ciel/ラルクアンシエルのhydeさんも身に着けているようです。
ロックで危険で危うくもありながら・・どこかに気品があって。
とてもお似合いだと思います。
あ、そう言えば今日名古屋ではトリプル投票なるものが行われるとか!
せっかくなので これらも3つ並べてみる事にします。
中々貴重な画です、コレ。

全長はやはりGABORのバターナイフが一番長いようですね。
こちらは刃の部分の比較。
大きさも含め殆ど同じです。
ただ同じ925でありながらその質感が全く異なるのを楽しめるのは、磨きこんだプレーンな刃という部分の特徴なのかなと思います。
左からマットな銀色。
真ん中 完全に召されたガボール色。
右 少し金色がかった銀色です。(あまり画像だと現れていませんが。)
因みに、一番右のスカルダガーは・・けっこう臭いんです。笑
多分、鋳造の時に銅が浮いてしまっている為だと思います。(ヒムラと言うらしい)
そのせいか、スカルの下にはロクショウと思われる緑の物ができています。
しかしこれが逆に良い色を出している理由にもなっているのです。
KING BABYは大御所のわりに、アメリカンと言う名の元に いろんな作りが甘いわけですが、それが結果的にカッコ良く見えてしまうのは流石です。笑
こちらはマルカン。
やはりGABORの物が一番大きいようです。
太さはほぼ同じなのですが、円周が小さいぶんKING BABYの方が太くどっしりと感じられたりもします。
突起部分はどれも5つなのですが、KINGBABYの物は同一の原型。
GABORの物は造り直しているのが観て伺えます。
3つを比べていくと、妄想の粋を出ませんがその作られた経緯や順番、物語が感じられて非常に面白いです。
GABORのバターナイフはやはり完成度、恒久性で突出していると思いますが
ボリューム感あふれる美しいラインで尚且つ着けやすいKINGBABYのプレーンなバターナイフ。
そして、あえてのアンバランスというか、攻撃性、危険性を全面に打ち出した 同じくKING BABYのスカルバターナイフ。
どちらも非常に魅力的なアイテムだと思います。
実際に最近、僕が一番身に着けているのはこのプレーンなバターナイフだったりします。
銀モノって、単なるシルバーアクセサリーとは違い、その一つのデザインからいろんなバックボーンやデザイナー同士の関係・繋がりが見受けられ、厚みをもって楽しめるのも魅力の一つです。
とりわけこの3本は、観れば観るほどいろんな想像、妄想が浮かぶわけで
自宅仕事の休憩中や、夜な夜な眺めては・・・・ひとり悦に浸っている今日この頃です。

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あ・・私信です。
ラックルくん、お元気ですか?
去年の愛知お疲れ会の画像、SDカードが破損して失ってしまいました。(ノω・、)
またこのコ撮らせて下さい。

そして4本のコラボ画像でバターナイフを極めましょう。
