いまだに病名は分かりません。

脳も正常に機能出来なくなったいま、

残念ながらこれ以上治療法はありません。

熱が出たら下げるような対処療法しか、

今後してあげられるものがありません。

この先命が繋げても、頑張って数カ月程度。

奇跡的に持ち直しても恐らく自分でご飯を食べることも、

笑うこともできない、24時間介護が必要になる。

と病院より説明を受けた。

 

こんなに可愛いのに、あったかいのに、残酷な未来しかない。

生きるってなんだろう。何が幸せだろう。

 

妊娠前から、なったことはしょうがないと思って生きてきた私。

死産もありえると自分に常に言い聞かせて、

コンサバに毎日を過ごしてきた私に突き付けられたのは、

それを超える究極の選択。

生かすか?天命を全うするか?

 

チューブに繋がれながら、天井を見るだけ。

脳は完全に機能していない。ただ息をして命を繋ぐ毎日。

数時間おきに痰の吸引をしないといけないかもしれない。

預け先もなく職場復帰も難しいかもしれない。

24時間、一時も気を抜けない。そんな毎日が何十年と続くかもしれない。

もしかしたら自分が死ぬ方が先かもしれない。

それでもこの子を生かすか?

 

病院から、どちらの答えを選んでも、

今後一生この決断が正しかったのか迷うかもしれません。

でもどちらも正解ですと言われた。

 

決断を求められた席で、

すでに私の心は決まっていた。。。

 

朽ち果てる命なら…

せめて誰かの一部になって生きて欲しい…

ドナーになれますか??

と聞いてみた。

 

生まれてから一度も健康だった事のない子どもはドナーにはなれません。

というのが病院の回答だった。

 

ドナーにもなれない今、看取りを選択することに迷いはなかった。

そして夫も同じ気持ちだった。