その女が恐ろしい~屈辱と復讐の果てに~【HDノーカット版】
日本語字幕放送・全127話
韓流ドラマの復讐ものは初めてです。。
なので、他の復讐物のドラマとは比べようもないのですが、題名で想像していたよりドロドロしてなかったです。
127話と長いせいか、それとも丁寧にかいているせいなのか(そうとは思えないけど)、話しが進みそうで、進まない!!なんてこともたびたび…、なのに途中何回も見てない回もあるけど全く支障なし!で見れてしまうところがすごいかも。
見たきっかけは「復讐ものって見たことないから見てみよう」的な、ものすごく軽いノリ。
最初何話か見たけど全然おもしろくなくて、しばらくほっといたんだけど、どうなったのか気になって、また見始めたらペク・チョンジンが割と好みだったので見てみようかなと。
BS11の「番組へのメッセージ」を見ると、皆さんそれぞれのいろいろな見方があるんだな~と思いました。
ワタシ的には、それぞれの登場人物達の反応は分からなくもないかな~と、思わなくもないのですが。
しかし、ペク・ウネのキャンキャンとヒステリーに喚き散らすのがめっちゃウザすぎ。そのシーンになるとセリフが聞き取れない程の早送りで見ていたわ。
あまり仕事をしている様子もないし、勝手に早退はしちゃうし。
会長の娘だからって、そういう事が許されるのかしら…とか、彼女の気持ちより、そっちの方が気になっちゃうのよね。
それにしても「仕事しなさい!!」って言ってやりたいわ。
それと独占欲が強すぎるのよね~。
ヨンニムの復讐相手のハ・ギョンピョ役のカン・ソンミン。
この俳優さん、全然魅力を感じない。まずセリフを言っている時の口元が嫌いなんですよね~。たぶん他のどんな役をしても、好印象になることはないんじゃないかな~。
ジュンチョルが途中ストーカーみたいになってしまうのが残念だったな~。
途中までは「兄のように、友達のように」ヨンニムの側に居てくれて、それがよかったのに。
ヨンニムに対する気持ちの変化や経過は分からなくもないですが。
それと後半、ヨンニムの気持ち察してあげなよ~と、思うこともたびたびあったんだけど、でも難しいよね、あの状態や精神状態では悪い方に悪い方に考えてしまうものだし。
彼がヨンニムと過ごした日々はものすごく濃密な日々だったと思うので、ヨンニムの死後、彼がどんな人生を送るのか気になります。
ヨンニムの友人のノ・スンミ。ヨンニムへの友人愛が強すぎてたまにウザいくらいなんだけど、これくらい自分のことを思ってくれる友達がいたら心強いだろうな~と思う。
またスンミの娘のウンスちゃんがかわいいのだ。
この物語のいい息抜き的オアシスになっていました。
スンミの旦那さまのチ・グンソクも良かったな~。
気配りもきいて、状況判断も的確だし、言う事も的を得ているし。
好感度アップしました~。
娘のウンスちゃんと遊ぶシーンで、ウンスちゃんと踊ったりして、かわいいの(*^_^*)
ウンスちゃん×グンソクのシーン、ワタシ的にはかなりツボでした♪
グンソク役のキム・ヒョンボムさん、この俳優さん、どこかで見たことあったな~~~と遠い記憶を探ってみたら、海神(ヘシン)のジャミ夫人の護衛兵だった方でした。こんな影の薄い役を思い出した自分を褒めてあげたい!
個人的には会長秘書のキム室長(キム・ミンソク)もなかなか良かった~。
ワタシ好みのキャラだったわ~。
ドンス会長が倒れて、会長は記憶も身体も不自由になってしまい、他のことは覚えていないのにヨンニムのことだけは覚えている。そんな会長のことをヨンニムはものすごく親身になって看護・介護し、支えます。
なんでそんなに親身になれるんだろう…と訝しく思っていたのですが、後に会長とヨンニムの会話で分かりました。
生まれて初めて私を必要としてくれた人が会長だったんです
会長だけが私を頼りにしてくれました
もしかしたら私は
この世に生まれる前から
誰にも望まれない存在だったのかもしれない
もちろん母が私を産んでくれたことは感謝しています
実の父親からは
母のおなかにいる時から
見捨てられた状態でした
育ててくれた父親も母と私を残して若くしてこの世を去った
私の母は
つらい過去を胸に秘めたまま遠くへ行ってしまった
愛する人も私を捨てて逃げた
この世の誰もが
私を必要とせず
歓迎しなかったんです
みんな…私を遠ざけようとしました
私が近づいてくることを嫌がったんです
私を必要とする人は1人もいなかった
私の人生の中で
私を必要として
そばにいさせてくれたのは
1人しかいない
病院のベットに寝ていた会長だけです
そんな会長を私が嫌うはずありません
これをきっかけに回復後、会長はヨンニムを生涯の友達と認め、その証の指輪を贈ります。
会長とヨンニムの関係、ワタシ的には良かったな…と思う。
(娘婿のギョンピョがいなければ一緒になっていたかもしれない。改めて「こいつ邪魔!」とワタシが思ったのは間違いないです)
傷ついた心を抱えたヨンニムにとって、この会長との出会いは救いになったことだと思います。
終わり方も悪くなく、まとまっていたと思います。
自分が建てた宮殿幼稚園に自分が産んだ息子のジウンが訪ねてくれる。
ヨンニム本人としても満足だったのではないでしょうか。
余談ですが小さいころのジウン役の子役さんは、あまりかわいくないんですよね…。最後に宮殿幼稚園に来る成長したジウンはチェ・ウォノン君で「信義(シンイ)」の慶昌(キョンチャン)府院君なのです! 慶昌府院君だ~~~と舞い上がった自分がいました(^_^;)
慶昌府院君の時より幼いのですが、やっぱりかわいーです(*^_^*)
ノーカットで見るほどのドラマか??と言われたら「NO」だし、オススメ?と聞かれたら「NO」なんですが、悪くないドラマだと思います。
主役のヨンニムをされたユソンさんの美しさを堪能できる作品です。
そして、ヨンニムというキャラを、とても良く表現されていたと思います。
また末期の脳腫瘍を抱え、治療を受ける・受けない、自分の最期をどうするか?など、ヨンニムの行動を通して、死というものに対して考える一端になるのではないかと思います。