小説を読みました。

「ワーキングガールウォーズ」
柴田よしき著。


途中すごくおもしろかった。

年齢的にも女性としても働く人としても共感できるところもたくさん。


37歳の一流企業で働くお局キャリアウーマンと29歳のオーストラリア在住旅行会社勤務の女性二人が主人公。


細かい人物描写のおかげでどんな人物なのかは手に取るようにわかる。


リアリティあるし、実際にはこんな人いそうだけどなんだか違和感。
私的に、感情移入は全然できない主人公たちでした(苦笑)
私なら絶対こういう行動しないだろうな、こんなこと言わないだろうな。
似た気持ちを抱いていたとしてもどんな行動に移すかは人それぞれってことですかね。
気持ちに共感はできるんだけど、、


とはいうものの、内容は一流企業の裏話やオーストラリアの話、旅行業界の話など興味深い設定のおかげでかなり楽しかったです。
かなりハイペースで読み進めました。


ただ、なんだかなぁ。

途中何度も場面展開についていけなくて戸惑った。
二人の主人公が章ごとに入れ代わり展開されているこの小説。

章が変わったら主人公が変わるのはよくある話。

ただその章が変わる度に、年月がすごく経っているんです。
大幅にいきなり状況が変わり過ぎ。


私としては、前章をふまえて次の章で違う視点だとどう見えるのかが同じ時間軸の上で見たかったな。


という具合に知りたい部分はことごとく全部すっとばされてるこの小説(笑)

こういう作風だったとしても、読めなかった部分が連続ドラマの途中を見逃してしまったようでやるせなさが逐一残る。


最後は、女性の強さが垣間見れるスカっとする部分もあったけど、これで終わりなの!?って感じ。
なんだかこれまでの紆余曲折や鬱憤を、昔の不倫相手にどさくさに紛れて全部押し付けたような(笑)
結局この人に仕返しがしたかっただけじゃないの(笑)なんか最後にねちねちとすごーくイヤな女性の一面を見ました。。
この主人公の気持ちはわかるよ。
だけど37歳になるまでその気持ちを引きずっていたのは悲し過ぎるしイタ過ぎる。


しかも肝心の結論が何も描かれてないんじゃないっていう

ま、そういう物語なのかもしれないし、そういう作風かもしれません。

多くを語ることだけが正解じゃないけど、とにかく消化不良(笑)

私ならこういう結末にするだろうな、最後はこういう展開にするだろうなっていうのが浮かんで、続きが気になる、というそういう意味ではよい作品なのでしょうか。