理由あってもう一度見てきました。
映画「コクリコ坂にて」
ジブリ作品に限らず
好きなものは映画でも本でも
何度も何度もくりかえし見るのが好きな私。
「コクリコ」も」1度見るだけじゃわからないところも多かったので
2回目が見れてよかったです。
改めて2回目を見た感想を書きたいと思います~。
(※以下ネタバレあり)
2回目を見て思ったことは
やっぱり映画の時間がなぜか短いということ。
1時間45分しかない中では登場人物の心の変化を伝えるには
やっぱりちょっと時間が足りない??
あえて何もない「間(ま)」がいろんなシーンでもうちょっとあったらいいのにな。
友達から恋に気づくシーン。
好きな人が実は兄妹かもしれないというショック。
戦友の息子・娘に出会えた感動。
人って心の大きな変化があったときって
きっと時が止まったみたいに感じたりしません?
どのくらい時間がたったかなんて気にもとめないほど
夢中になったりした経験
誰しもあるのではないでしょうか。
その間(ま)が少ないんです。
その止まった時間がもう少し長い時間あったら
もっともっと主人公や登場人物の気持ちに入りこめたかもしれません。
でも考えたんです。
そこはジブリ映画!
それも絶対に想定内のはず!!
もしかしたら
演出上あえて登場人物に「共感」はしても
「必要以上に感情移入をさせないように」進められているのかもな、って。
物語はフィクションですが、
当時はごくごくありふれた風景。
ノンフィクションな世界だと思います。
あえて主人公の心になるのではなく、
「映画を見ている自分」という人物が
実は物語の中で生きていて、
実際に主人公の隣に生きて、隣で主人公を見ているような錯覚。
言うならば私、まかろんは主人公の「うみちゃん」ではなく
「うみちゃん」の友達であり、同級生になって学校生活を送っているような。
同じ寮で生活しながら「うみちゃん」と朝ごはんを一緒に食べているような。
私以上に、
今の50代、60代の世代の方がこの映画を見れば
そんな感覚になるんではないでしょうか。
つまり主人公の身の上に起こっている出来事は「私」に起こっていることではないんです。
「私」のまわりで起こっている出来事。
気持ちを経験している本人ではないから
「間(ま)」がそれほどなくてよかったのではないでしょうか。
そして、その「映画の中で生きている私」の経験はすでに現在の私の頭の記憶の中にあって、
あの世界の中で生きていたことを懐かしく思い出しているそんな感じ。
だからかな、はっきりとした繊細に描かれた描写と案外薄い印象の描写の部分があるんです。
自分の中で絶対に忘れない記憶と薄まっていく記憶。
自分の記憶って実際そんな感じですよね。
この映画、1回目に見たときになぜかとても懐かしいと感じました。
それはきっと自分が生きていたいつかの世界を思い出しているようだったから
実は一見あっさりしているように見えて
とっても奥行きがあるいい映画だと思います。
よくよく考えたら、ジブリの映画ってどれもこういう感じかもしれません。
映画の中に入りこめるって素敵ですよね☆