先日のカウンセリングでの相談。
息子の特性について。
現在高2で通信制高校に在籍中の息子。
中2のとき、わかってTVを見すぎて学歴厨になり、
大学附属高校を目指すと言い出してハチマキ塾へ。
中3の夏休みに挫折。無気力になる。
高校は、ほぼ適当に偏差値で決めた進学校に
英検2級の資格を生かして
専願の書類選考で決めて入学するも、
数日行っただけで行かなくなり、高1の5月いっぱいで
やめました。
今も、
社会に出たくない、
大学受験もしたくない、と毎日ボヤいてます。
どう考えても、考えが極端。高校中退するなんて…
無謀。いくら言っても言う事を聞かない。
やはりうちの子は特性があるのでは…と先生に聞いてみました。
知能テストを受けてみないと正確にはわからないが、
うちの息子は、先を見通す、想像する事が
少し苦手かもしれないと、先生が仰ってました。
私が母親として今できることは何でしょう?
と聞くと、
身近な将来を想像させてあげると良い、
先のこを、都度助言すると良いそうです。
息子は、聞いてないようで聞いていて、心に留めていると。
例えば、受験1つとっても
今は多様な受験スタイルがあるから
1教科受験もあるし、息子が希望をもてる何か見つかるかもしれない。
そういう情報を、都度助言してみる。
そのときは、うるさいな、とかそんなのあるわけ無いとか、色々言われても、都度助言してみる。
私がそういう事を楽しんで調べていると
息子にとっても楽しい将来を描ける、というアドバイスでした。
そうか!
大学受験の大まかな内容については
昨年、学校で開催した説明会で一通り頭に入れたつもりでいたけど
どうせ勉強なんてしないし、
大学受験なんてしなくないと毎日言ってるから
詳しい下調べなんて息子がその気になった時。まだ先で良いと思ってました。
もう高2ですけど(^_^;)
息子に合う受験スタイルがあるかもしれないと思うと
何だかワクワクして、早速帰ってから
大学受験のこと調べていた矢先、
息子が興味あると言っていた大学のオープンキャンパスがもうすぐあることを発見。
息子の機嫌が良い時に
その話を持ちかけてみると、
何と、「行く」と!
じつは遡ること1年前。
別の大学のオープンキャンパスへ行ったところ
途中でどんどん機嫌が悪くなり、
ついにキレて
「オレがここに見学にきて
大学受験するとでも思ったか!」
「お前の息子は高卒だからな!」と鬼の形相で告げられてから、二度とオープンキャンパスには来るまいと決めてました…
そこへは息子がいくと言ったから連れてったのですが…
あれから1年。
じつは今、塾の夏期講習 5日間体験に通っています。
中学時代のゲーム友達が誘ってくれて、自分から行くと言い出しました。
今日で3日目。
英語はまだ自信があるのか
英語だけやる、と。
それだけでも、凄いことです。
個別指導ですが、ハチマキ塾へ行っていた息子にとって
その塾はラクだそうです。
中3の夏休みで心が折れてから2年のブランク。
そのブランクを本人が一番嘆いている。
でも、ラクと言っているということは、
少し自信ついたかな?
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ここでちょっと
誤解を解いておきますが、大学受験については夫婦共にどちらでも良いという考えです。
勉強なんてしても今の時代、将来意味ないかもしれない。
それより、夢中になれるものを、生きがいを見つけて欲しいというのが願いです。
ただ、カウンセラーの先生曰く、息子は勉強が嫌いではないはず。勉強が味方だった時期があるし、おそらく大学受験したいと思っていると。
私も主人も
勉強しろ、大学受験しろ、と息子に全く言いませんが
なぜか息子の方が受験の方へ傾いていってる状況です。
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そして、今日。
大学のオープンキャンパスに行ってきました。
情報収集も大事ですが、何か1つでも惹かれる所をみつけられたら良いな、という思いで行ったところ
まさかまさかの、
大学のゆるキャラに息子がどハマり(笑)
白くてまんまるで、眼鏡をかけた犬?みたいな超可愛いきぐるみを着たゆるキャラが、希望の学部の入り口で待っていて、あまりの可愛さに私が興奮して写真撮影。
息子も写真撮ってました。
そして、なんと息子が
あの、ゆるキャラのきぐるみが着たいと。
その為なら、受験頑張ろうかな、と。
目指すものみつかったな、と。
えー!!
ゆるキャラで?!
スイッチ入った?!
え、そこ?!
オモローー(笑)
確かに可愛いすぎたわ。
なんでも、学部の生徒さんが考案したそう。
あの時、大学のこと調べて良かったー
オープンキャンパス開催に気づいて良かったー
きぐるみなんて、オープンキャンパス行かなきゃ絶対会えなかったし!
本当に…
予想もつかないとこで挫折し、
予想もつかないとこでスイッチが入る息子。
私が予想できないと言うことは、予想で息子を見てはいけないということ。
私がまさか、と思うことの方が、
息子には響く可能性大ということだ。
固定観念に囚われずに息子を見てあげよう。
そして、不安をおしのけて、
前向きにワクワクしながら日々息子と向き合って
助言したり、楽しく暮らす事で
思わぬスイッチに遭遇することを知りました。
そして、こんなふうに
折れた心が少しずつ治っていくのだと思います。
一度折れた骨は元の骨より強くなると聞いたことがあります。
息子の心もそうなると信じています!