今月の3日に、六本木EXシアターにて、ブロードウェイミュージカル『once ダブリンの街角で』
を見てきた!(*v.v)。
本作は同名のアカデミー賞受賞映画をベースにした、現在世界で最も注目を集めてる
ミュージカルで、2012年のトニー賞で最優秀新作ミュージカル作品賞を含む8部門を受賞し
2013年にはグラミー賞ベストシアターアルバム賞を受賞した、黒柳徹子さんも絶賛のミュージカル!!
アイルランドの首都ダブリンを舞台に綴られる1組の男女の物語。
映画版が本当に僕は好きだったのでとても楽しみで。ただ日本では知名度が
あまり高くなかったので、集客大丈夫かなとか余計な心配したりしたけど
会場着いてびっくり。。まずEXシアター初体験の僕らはそのホールの造りの美しさに
度肝を抜かれたよ。そして見渡す限りに大勢の観客。。平日の夜なのにこんなにたくさん集まる
なんてすごいと思ったし、何より周りから聞こえる話し声に耳を傾けると、『once~』を好きな
人たちががこれだけいたことに感激して、不思議な一体感とともにミュージカルへの期待は
さらに高まったよ(*゚.゚)ゞ
舞台は出演者らしき人たちが雑談とともに、サウンドチェックがてらいきなり余興のような演奏
を始めるのだがこれがまた素晴らしい。 アイルランドのトラディショナルな音楽。。非常に質が
高くてオーガニック!そう、本当に有機的な肉体的な音楽!まだ本番すら始まってないのに
ある初老の方が諭すように歌う曲が本当に素晴らしく泣きそうになった。
そしてどこからともなく主人公のスチュアート・ウォードさんが舞台に特に存在感もなく
入ってきて物語はあれ始まったの?てな感じで幕を開けるのだけど、彼が最初に鳴らすギターの
音に会場は一気に彼にしてやられたんだ。オープンEチューニングのすべてを包み込むような
繊細な一振りに僕は息をのんだし、一緒に来てくれたげんちゃんも魅せられていた。
『美しすぎる。。』
ギターの弾き方を完全に僕は間違っていたなと思わせるに十分な太刀打ちできないほどのセンス
を最初のコードの一瞬で感じたよ。そしてのめりこむように引き込まれていったんだ!
この舞台はアイリッシュのバーカウンターという設定で本当にシンプルなセットで、大掛かりな
舞台セットや道具はなにひとつなく、その分演者さんをみてくださいねという製作者側の意図が
見えるほど、それぞれ出演者の方の個性が立っていてそれぞれが多種多様な楽器を操り、
それをしながらダンスを踊り、芝居をするという、本当に精鋭中の精鋭ぞろい。またみんな
歌が素晴らしくうまいときたもんだ。マイクを通した声ばっかりに慣れていた自分は、人の生の
声ってこんなに美しんだってことを、ひさびさに思い出させてくれた。正しい発声。
シリアスな展開の後にコメディー要素を持ってくるなど飽きさせない演出で前半は一気に
駆け抜けるのだけど、打って変わって後半は涙なくして見られないラブストーリに焦点を絞る。
名シーンとよばれる、丘から海を見渡すシーンで、かねてからずっと知りたかったある重要な
セリフの意味がようやく分かって本当にひとりにんまりしてしまった。
映画版を見ている人は絶対気になってた核心のセリフなだけに、感動。
そしてまさかの全員アカペラで歌う『gold』にためいき。これは本当にやばかった。。
想像を絶する美しさだったよ。天才かとおもった!
そしてラストにrepriseの『falling slowly』
恐縮ながら次のライブでカバーさせていただくこの曲のもつ暖かさと強さに改めて感動。
やっぱりすごい。
このミュージカル今年1番の感動した出来事だったな(*v.v)。
そして観た後は今にも歌いたくてうずうずしたよ!
ではまた!
-pick up LIVE!-
12/29(月)
Estriaレコ発~大掃除なんて知るか 今年最後の音楽祭~
open 18:00/start18:30
チケット 1200-ドリンク別
-出演-
未南美/衿/磯崎泰平/very berry chips/Estria