さて、今回は、Androidの日本語入力アプリをハードウェア(物理)キーボードで使った場合の使い勝手を比較していく。
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Google日本語入力

出来ること
当然ながらボキャブラリーはものすごい。 また、見逃せないのが、「物理キーボード上で確実に日本語変換モードのONーOFFができる唯一の日本語変換アプリ」であるという事実だ。地味なポイントだがこれの安心感は非常に大きい。
たとえばATOKは、alt+spaceでONーOFFができると言っているが、実際はできない(詳しいことはATOKの項で説明する)。
出来ないこと
入力中の部分が変換候補によって隠れてしまったり、確定のアンドゥができないなどの問題点もある。
ATOK

出来ること
ATOKは唯一、物理キーボードで確定のアンドゥ(確定のUNDO・確定後の再変換)ができる日本語変換アプリであり、さらに、変換候補によって入力箇所が隠れないというのも良い。
しかし、日本語変換モードのONーOFFがキーボード上だけではできない。alt+spaceで切り替え可能と言われているが、ツールバーの表示だけが切り替わるものの、実際は切り替わっていない。
日本語変換モードをONにするためには、
①ワープロなどの編集画面でその画面をタッチするとATOKの画面キーボードが表示される。
②そのまま物理キーボードで文字を入力し始める。
③すると画面キーボードが消えて普通に物理キーボードから文字入力ができる。
画面をタッチしたり、いったん画面キーボードが出るところが煩わしい。
まあ、これくらいの煩わしさなら、ATOKでも良いんじゃない?と思ったりもするが、ところがどっこい、さらにダメなところがある。変換効率である。かつてATOKといえばWindows上で最も賢いIMEだった。しかし、今、少なくともAndroid版は違うようだ。
たとえば、

となってしまう。
「とまるたびに」を「と丸太日に」と変換するのもヒドイが、「といれにはいらないと」を「トイレには行らないと」変換するのはさらにヒドイ。だって「行」の送り仮名に「ら」が来ることはありえないでしょう。
次にGoogle日本語入力で同じ文章を入力して変換してみよう。
「電車が駅に止まるたびにトイレに入らないといけなかった」
「止まる」が「停まる」なら完璧だが、多くは望むまい。
でも、Androidを作っているのはGoogle であって、何をするにしてもGoogleのほうが圧倒的に有利であって、ジャストシステム(ATOKを作っている会社)はかなり不利な状況で頑張っているのかもしれない・・・ということで、Simejiでやってみた。
「電車が駅に止まる度にトイレに入らないといけなかっt」
Simejiは「一括で変換できるのが30文字未満」という制約があるらしく、最後の「た」が入力できなかったが、これも十分すぎる結果である。
ひょっとしたらジャストシステムは優秀な社員をGoogleやバイドゥ(Simejiを作っている会社)に引き抜かれたのではあるまいか。
Simeji

前項でATOKをイジるために引き合いに出しては見たものの、この記事のテーマである物理キーボードではSimejiは使えない。なぜなら、画面キーボードがどうしても消えないからである。消えなくても入力は可能なのだが、無駄な表示で画面が小さくなってしまうのはいただけない。
ということで、物理キーボードを使わなければ、上記のように変換効率もすばらしく、さらにボキャブラリーもGoogle 日本語入力以上という噂もあるSimejiだが、ここではスルーする。
Wnn Keyboard Lab

今回、本ブログ記事作成のためにインストールしてみた。オムロンが作っている日本語変換アプリである。
出来ること
入力中の箇所が変換候補で隠れることがない。ボキャブラリー、変換効率はそこそこというところだろうか。
出来ないこと
ATOK同様、物理キーボード上では 日本語入力のONーOFFが出来ない。画面タップでON、ESCでOFFである。ESCでOFFだと、ワープロやテキストエディタの編集アプリ側が急に終了しちゃったりなど変な挙動をしそうで不安である。
確定後のアンドゥ(再変換)はできない。
変換効率に関しては、先程の文章をWnn Keyboard Labで変換してみる。
「でんしゃがえきにとまるたびにといれにはいらないといけなかった」
↓
「電車が駅にと○旅にトイレに入らないといけなかった」
ちょっと変だがATOKよりマシである。ONーOFFがしっかりしてくれれば、十分使えると思う。
まとめ
現在のところもっとも使いやすいのはGoogle日本語入力である。しかし、Googleは物理キーボードをスルーして、音声入力の方に力を入れているなどという話もちらほら。
それを裏付けるものとして、Googleドキュメントは「物理キーボードでページアップ/ダウンができない」など、信じられない仕様になっている。
そのため、今後もっと使いやすくなっていくどころか、さらに使いにくくなっていく可能性さえある。
なので本当は、ATOKにぜひとも頑張ってほしいのだ。今後も、こまめにATOKをチェックしつつ、改善されたら、このブログ記事にもしっかりと反映させていきたい。


