高見盛が引退しましたね。
優勝争い抜きで、取り組み自体が楽しめる力士と言ったら、僕の頭の中では他には舞の海ぐらいしか浮かばないんで非常に残念です。
でもしょうがねぇ。
老いには勝てねぇ。
お疲れ様でした。
さぁ!
ちょっと真面目に…。
うちの家族は「おやこ劇場」なる活動に参加しています。
説明しよう!「おやこ劇場」とは!?
それは一人月々2千円の会費を払えば、1回5千円はかかるであろう芝居、人形劇、管弦楽、オペラ、伝統芸能(能や狂言)を、各月で見ることができる集団である!
その内容も低学年向け、高学年向けに内容が分かれて実施されるのだ!
子どもたちに早期から「本物の」文化活動に触れさせることによって、豊かな心を育てようぜ!ってゆう寸法さ!
他にも凧揚げ大会やキャンプ、芸術発表会など、いろんなイベントが目白押しなんだぜ!
そしてみんなで子どもを育てようというね!
素晴らしいね!
親たいへんだけどね!休みたいよね!
それにしても都会にはなんでもあるね!
僕はド田舎出身だったから全く知らなかったけど!
でね、今日行ってきたんですよ。
今回は人形劇でした。
人形と言ってもね、立たせたら1メートルぐらいある操り人形です。
それを棒に結んだ糸でまるで生きているように操るもんですから
すごいですよ、あの人たち。
劇団かわせみ座です。
良かったら是非ご覧になってみて下さい。
全国各地で公演しています。
こんな世界があるのか…と、かなりのショックを受けました。
そんな楽しい舞台だったものでですね、
大人の私も釘付けでした。
いや…正確には釘付けになりたかったでした…。
隣の子ども…
おそらく小2~3年生。
明らかに落ち着きがない。
連れて行くところに連れて行ったら、おそらく何らかの診断名が付くでしょう。
公演中に椅子の上をお尻で跳ねる。
前の席を蹴る。
俺を蹴る。
大声でしゃべる。
全く集中できませんでした。
ちなみに僕はこの子を責めているわけではありません。
落ち着きがない人や集中力に欠ける人は、何時の時代で、も大人でも子どもでも、存在します。
かくいう僕も小学校の通信簿に「落ち着きがありません」と書かれていましたし…。
いろんな人がいるんです。当たり前です。
社会が見る常識の枠の振れ幅からはみ出すと診断名がついてしまう方が、「どういったもんだろうか…」と、僕個人としては考えてしまうぐらいです。(ただ、それによって保育園や小学校での幼児、児童の指導方法が大きく変わるのが現実なので、間違っているんじゃねーか?とも言えない)
ましてや「落ち着きがない子はおやこ劇場に入れるな」とか、「舞台の観劇を自粛してくれ」とかはもってのほかです。
むしろ、そのような子どもたちほど、是非、足を運んでもらいたい。
というか、このような機会はすべての子どもたちに等しく与えられればいいのにと感じます。
「(文化的活動が)自分に合っていたか合っていなかったか」
成長してから色々と思うところはあると思いますが
「本物を知っているか知らないか」
ここは物凄く重要だと僕は考えています。
ちょっと話が脱線しました。
隣に座っていた女の子の話に戻ります。
隣の女の子、目に余る暴れっぷりだったので、途中少し僕が注意をしました。
怒ったわけではありません。
「アドバイス」という形式をとって「気づいてもらおう」と、劇の途中で五事ぐらいお話をしました。
ぽかんとした顔をしていましたが、短時間は落ち着いてくれました。
僕は親の姿を探しました。
女の子の隣には子ども達しか座ってなかったので。
後ろの席にお母さん方が座っていたのでそこに座っているのだろうと思いました。
注意する様子はありませんでした。
休み時間に入り、隣の女の子は母親のもとに駆けていきました。
母親は誰もいない席のところに一人で座って舞台を見ていました。
特に注意をするそぶりもなし。
結局後半もそのままで
となりの女の子、大暴れ。
人形劇終了後も、特に娘と会話をしている様子もなく
周りとコミュニケーションをとる様子もなく
即帰宅。
物凄い違和感でした。
落ち着きがない子でも、幼少期からの訓練により我慢する心を手にすることはできます。
その訓練は学校や幼稚園・保育園だけではできません。
日常生活から、親が努力をするべきなのです。
子どもが分からなくても、分かるまで親が繰り返し指導をすることで、習慣化し、身に着けさせるのです。
それを怠って進学した場合はどうなるかは目に見えてます。
学級崩壊です。
実際、妻が保育園で仕事をしているので、小学校の話はだいぶ耳に入ります。
(ちなみにここだけの話、学級崩壊を起こしている小学校が多い地区は、両親ともに高学歴で共働き、多忙だけど高収入ないわゆる富裕層が多く住んでいる地区が多いです。あくまでも傾向ですけど。)
逆を言えば、両親がしっかりと子どもと向き合えば、学級崩壊の原因も大部分は排除できるんです。
今日のお母さんはどうでしょうか?
私が感じた印象は、「ただ見せているだけ」でした。
見せればいいものではありません。
「やらないよりはいい」の精神で、親がイヤイヤ付き合っているのであれば、いっそ来ないほうがいいと思います。
見る姿勢、マナー等、大人になってから自分の子が社会で恥をかかないように伝える機会も、今日のこの時間にあるのではないでしょうか?
また、感動を親子で、近い距離で共有することもとても重要なのに…と感じました。
人形劇が終わった後に無表情で娘の手を取って会場から出ていく母親の姿が頭の中に焼き付いています。
あの子の見た目の年齢から考えても、明らかに成長が遅れています。
よその子ながら、学校での様子が物凄く気になりました。
女の子の様子を見ても、普段からできているとはとても思えません。
今日は改めて「人間を育てる」ということの責任について考えさせられた日でした。
僕も手探りなので、不安に思うことも多いです。
しかし、車の中で眠たいのを我慢しながら一生懸命に人形劇の感想を話す息子の姿を見ると、まぁ…今んとこ間違ってない…かなぁ…?と…。
一つでも多くの子どもたちの笑顔が増えるように切に願います。
そして、その芽を大人が摘んでしまわないようにとも。