豆腐にむかってハイキック -4ページ目

豆腐にむかってハイキック

まず、豆腐を投げます

絹ごし不可

すごく久しぶりの更新です。

前回までのブログを自分で確認していないからよく覚えていないけど、あの事件があってから、少しずつ妻との関係は修復できているような・・・。

日曜日に2か月ぶりぐらいに息子に会ったけど、走って僕のところまで来てくれました。

「パパのこと大好き」だって。

ふがいない父親でごめんよ。

G.Wは家族3人で日帰りバスツアーに行ってきます。







それはそうとね、村上春樹のね、新作を読んだんですよ。

大学のころに村上春樹を知ってから全作品読んでいるんです。

「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」

話を読み進めてタイトルのつながりが見えてきて、

主人公は同じ30代で、

オチはやっぱり村上春樹っぽくて、

なんていうんだろう…読みやすかったですね。特にひねりもなかったし。

すごく面白かったです。

個人的に毎回気になっている生々しい性の描写はあまりなかったけど(笑)








ありえないことだけど、この話をほかの作家さんが書いたらひどくつまらないものになりそう。(別にほかの人の文章はダメというわけではなく)

だけど村上春樹は読める、読ませるものに仕上げる。おもしろい。

いつも思うのは、あの人の文章は生き生きもしていない、ただ地球の重力の法則に従って、静かに沈んでいるような印象があるんですよね。

僕が思っているのは、粘度の高い雨水が、余り隙間のない踏み固められた土にじっくりしみこんでいく感じ。土をこじ開けるのではなく。

なんでそんな文章に出来上がるのかは分かりませんが。

言葉のチョイスではない気がする。

表現も奇抜なわけではない。

あの人が組み立てた言葉は、なぜか不思議な粘度を持っているんです。僕にとっては。

とてもいい時間を過ごさせてもらいました。ありがとう。









そんなこんなで今日、もう一回別の村上作品を読もうと、とりあえず文庫の「1Q84」を買ってきました。

何回も読んだけど、それでも彼の作品はその都度、粘度を変えて僕の体に時間をかけてしみこんでいきます。