おはようございます。


1人暮らしの母より、明るい声で電話があり

お腹が痛いので、受診したところ、腸閉塞との診断で、そのまま、入院となった

と言う。



御歳88歳、それでも、現役の美容師。まだ立ち仕事をしているのは、天晴れ!


さらに母は言う。



台所周りだけ、片付けて欲しい


他は、散らかっているけど、見なかったことにして、一切、手をつけないで欲しい


と。



普段

母は、私を寄せつけない。



でも

私は知っている。



母の家が


散らかっているレベルではないと!





全ての部屋が詰まっていて


腸閉塞になるレベル。


まさに、命の危険。





母のいない家に行き、


つぶさに、全ての部屋を見て


茫然と立ちすくむ。





母は

「仕事」を理由に

「片付け」から一生逃げているのだ。



そして、私から何かを言われる前に

「ひとつずつ、丁寧に私が片付けるから」と言って



防波戦を張る。





かつては、家族以外にも


3人の従業員も同居して賑やかだった家の


全ての部屋に



段ボールが積み上がり、



居間も寝室も無くなり、


台所だけで、母は寝起きしている。




なぜ、


そんなにも、自分を粗末に扱うのか。



家の脇の路地にも、うず高く積まれた、ゴミ袋のように見えるモノの上に、



毎週、花屋さんから取っているという、小さな花束が


捨て置かれるように、置かれていた。




自分を、そんなに苦しめている暮らしの中で、



やってくるお客様のために、

この花を買っているのだろうか?





悲しい気持ちで


いっぱいになり、



母の台所の生ゴミと


しおれた花を持ち帰った。




茫然と立ちすくむ。