ミックス犬のカイくん



岩手県宮古市。

2度の津波を生き延び、

保護されたものの、ひどい人間不信となってしまったそう。




寂しく怖い思いをして

傷ついたカイくんを引き取り


時間をかけて

温めた Uさんと Sさん。





お2人は、2012年に

私が、

『震災で消えた小さな命』展に参加して

初めて、岩手県大槌町を訪ねた時に

展覧会のお手伝いをしてくださっていた

ボランティアさんでした。






その後、Uさんの紹介で、

様々なご縁をいただき、

東北が、私にとって大切な場所になり、

その後5年間、東北へ通いました。




行く度に、時間を作って、笑顔で、

私たち一行の行程の、サポートをしてくれた

Uさん。



彼女の笑顔が

ふと 思い出され、

Uさん、どうしているかな?



と、
連絡をしてみました。




お久しぶりな、ご挨拶のあと、



「そういえば、ペットポートレートを再開したんです!」

と言うと、




「描いて欲しい子がいる!」

と、すぐにその場で、カイくんの写真が

送られてきました。





カイくんが

私を呼んだのです。

カイくんに呼ばれたから

Uさんのことを、思い出したに違いありません。






震災から10年。

東北の人たちが

あの時から、大変な日々を一緒に乗り越えて、


一緒に泣いて笑って

一緒に立ち直ってきた

一緒に歩いてきたペットたちが



命を全うしようとしているのです。

そうか!そうだったのか!!



私の胸にも、

宮古市、大槌町や釜石、石巻の風景が

瞬時に蘇って来ました。





いくらでも描くよ!

すぐに描くよ!

私が描いて、少しでも、喜んでもらえるなら!





カイくんは、

新緑の匂いのする風を

私に伝えて来ました。




震災後に出会った Sさんに

バイクに乗せてもらって、走るのが
大好きだったそうです。

🐾🐾🐾🐾🐾🐾

カイくんが過ごした

幸せの時間が

伝わってくるのでした。

カイくんは昨夜

大好きな

宮古市の Uさんと Sさんの元へ

帰って行きました❤️






過去は

今に 繋がっている。


そして、今、もう一度、

出会い直す人がいる。


お互いに

今、出会う必要があるから。




必要な人には、
必要な時に
必ず 出会えるのです❣️









ペットを亡くして寂しいお気持ちの方へ。
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