とある映画を見ました。
これは・・・ほんとに問題作だねぇ。
「黒い太陽七三一」
タイトルでピンときた人もいるんじゃないかな。
そうです。
満州国はハルビンに配備され、細菌兵器・毒ガスなどを使っての生体実験をしていたとされる731部隊を描い
た映画です。
もちろん、「丸太」を使っての人体実験シーンあり。
香港映画らしいので、いちおうは告発映画なのかな。
三回目だけど、この映画ほんとに問題作。
過去の悲惨な出来事を映像化するのはよくあることで、それによってより多くの人に、人間の愚かさ・残酷さを
伝えることができるから、731部隊の映画を作るのは悪いことじゃないとは思うよ。
731部隊が人体実験を行っていたことはほぼ間違いないしね。
でも、ここまでグロくする必要はなかったはず。
裸の男を気密室に入れて気圧を下げていくと、男の体が膨張。
しまいにゃ、肛門から腸がブピューって飛びだして男死亡。
モザイク等一切なし。
「丸太」たちを野外で縛って、いっせいに爆弾に点火。
そして、手足が吹っ飛んで血まみれになった「丸太」を直に撮影。
最悪なのがこれ。
新鮮な人体標本がほしいから、少年を眠らせて生きたまま解剖。
これ撮影するとき、その少年そっくりの死体を探し出してきて、カメラの前で本当に解剖したみたいよ。
顔や性器・内臓には、もちろんモザイク等一切なし。
普通に見せてます。
なんつーかなぁ。
731は非人道的な実験を実際にしていたけどさ、それの告発映画にしちゃあグロに重点を置いてる気がす
るね。
こんな出来じゃあ、多くの人に731のことを伝えるなんて無理。
マニア以外は気分悪くするだけだよ。
どうにも、他のスプラッター・食人・ゾンビ映画等々と系統は変わらん気がする。
それに本物の死体使うとか、告発映画にしちゃやりすぎでしょ。
おそらく、この映画と同じテイストで広島空襲の映画作っても、人々に悲惨さを伝えるなんて無理だね。
やっぱりグロ目当てで見る人が多いと思うよ。
「昔、こんなにも悲惨なことがありました」って伝えたいなら、素っ裸の男が腸飛び出させて死ぬシーンなんて撮ったりするなと。
本物の死体を使うなと。
その死体の顔も性器も隠さずにまじで解剖するなと。
個人的な評価としては、B級映画として見れば、グロたっぷりで良い作品。
歴史映画としてみれば、考えさせられないこともないけど、やっぱり最悪。