「音」 やっぱりわかってないなーと。。。
「吸音」 なのか 「遮音」 なのか
この違いを理解していないと、
問題のトラップに引っかかるんですよね
吸音
問題コード18144
多孔質材料による吸音壁において,一般に,多孔質材料と
背面の剛壁との間に空気層を設けると低周波数域の吸音率が
大きくなる.
ここでのポイントは、「剛壁」に多孔質材料と空気層を設けた場合
多孔質材料は「高周波数域」の音に対する吸音率が大きく、
多孔質材料と剛壁の間の空気層の厚さを増すと、
その吸音効果を「低周波数域」まで広げることができる。
解答○
問題コード20063
孔あき板を用いた吸音構造においては,孔と背後空気層とが共鳴器
として機能することによって吸音する.
ここでのポイントは「板状材料に多数の貫通孔を開けた孔あき板」
背後に空気層があると孔から音波が入射し,背後の空気層がバネの
役割となり,孔の部分の空気を振動させて、孔の部分の空気と壁面と
の摩擦粘性抵抗により,音のエネルギーを熱エネルギーに変換させる
(孔と背後空気層とが共鳴器として機能する)ことで吸音する。
解答○
問題コード21083
室の天井に吸音材料を新たに設置する場合,吸音材料の設置前と
比べた設置後の音響変化として,室内で音を放射した場合,室内の
平均音圧レベルは小さくなる.
ここでのポイントは「室内に音源がある場合」=吸音の話
室の天井に吸音材を新たに設置したら、
室の吸音力が大きくなるので、音圧レベルは小さくなる。
解答○
遮音
問題コード21084
室の天井に吸音材料を新たに設置する場合,吸音材料の設置前と
比べた設置後の音響変化として,壁を隔てた隣室で音を放射した場合,
2室の室間音圧レベル差(遮音性能)は変わらない.
ここでのポイントは「壁を隔てた隣室で音を放射した場合」=遮音性能の話
解説を見ると公式で説明が書かれていますが、
この時期、深追いは禁物。
壁を隔てた隣室で放射された音に関して、
受音室の天井に吸音音材を設置した場合、受音室の吸音力は大きくなるので
2室の室間の音圧レベル差は大きくなる。
解答×
問題コード07051
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140704/13/mac19960520/c2/ec/j/o0480059512992857175.jpg?caw=800)
1. 図Aのような中空二重壁の透過損失が低音域で低下する現象は,中空層の空気をバネ
とし,両側の板を質量とした振動系の共鳴によって起こる.
2. 図Bのように,中空層を厚くすると,通常,共鳴透過を起こす周波数は高くなる. 低くなる
3. 図Cのように,間柱を密に入れた二重壁は,全体として,一重壁のような透過損失特性を
示すことがある.
4. 図Dのように,発泡樹脂を心材として用いた二重壁は,中高音域で共鳴透過を起こす傾
向がある.
5. 図Eのように,両側の板の間にグラスウール又はロックウールを入れると,全周波数帯域にわ
たって透過損失が上昇する.
解答2
吸音と遮音は
問題文を読んで、
「どちら側の現象」について問われているのか、
きちんとイメージすることで対応ができることが分かりました。
着実に次に進みましょう。